組織が存在するためには共通目的が必要

会社組織を上手く回すコツ、それは共通目的だった。

組織が存在するためには共通目的が必要です。目的がない組織は存在しません。この目的をどのようにすればいいかによって、組織の成長が違ってきます。

たとえばロックバンドが武道館でコンサートをして、数か月後解散なんて話を聞いたことがありませんか。あれは組織としての目的がなくなってしまったから突如解散ってことになる。結成当時からバンドメンバーが「いつか武道館でコンサートをする」という目標を掲げ活動してきた。その目標が達成すると組織の存続の意味がなくなってしまう。だから解散なんです。この状況では新しい目標を作らなければいけないのですが、結成当時の目標のままきてしまって目標が達成してしまうと解散となるわけです。
 
 

組織の目的と個人の目的

もうひとつ大事なことは、組織の目的と個人の目的とが必ず一致するとは限らないということ。一致しなければ組織が正常に機能しなくなる。だから工夫をしないといけない。これをしないで会社の目的だけを従業員に押しつけても上手くいかなくなってしまう。組織がギクシャクしてしまいトラブルの原因となる。
 
一番安易な方法はお金を目的にするやり方です。給料がもっと欲しいならばもっと頑張って働いてください、となる。これは一見するといいように思いますが、お金は際限なく続いてしまいます。給料を永遠に上げ続けることはできない。いずれどこかで頭打ちになってしまう。また、年収800万円以上もらってもそれほど満足度は得られない、という調査結果があります。これはおススメできない方法です。
 
人間には成長したいという基本的欲求があります。ただ漠然と仕事をし続けても、何もおもしろみを感じません。その仕事を通じて「自己成長した」と思えるものが必要です。その人にとってやや難しい課題を与えてあげるといい結果が出ます。やや難しい、というところがポイントです。あまりにも簡単だと満足は得られないし、逆に難しすぎて途中で挫折するとやる気を失ってしまいます。適切な課題を業務目標にすると効果がでます。
 

 

まとめ

 
組織には共通目的がある。目的がない組織は存在しません。企業が成長するためには、会社組織の目的と個人の目的を一致するように工夫をしなければいけない。お金を目的ににするよりも、個人の成長を目的に業務目標を設定した方が高い効果が得られます。個人の目的をうまく組織の目的に結びつける工夫をする必要があります。