就活生、ビジネスパーソンと出会うメリット

 

POINT
◆ 学生時代にたくさんのビジネスパーソンと出会うこと。
◆ ビジネスパーソンと出会う最大のメリットは就職です。
◆ 出会いの場は自分自身で作らなければ相手からは来てもらえない。
 
 
 

【目次】
1.売り手市場が一気に変わってしまった
2.大学生よ、ビジネスパーソンの知り合いを増やそう
3.最大のメリットは就職
4.どのようにしてビジネスパーソンと出会うのか
5.おススメは研究室紹介
6.就職してはいけない会社の特徴
7.就活は一人でおこなってはいけない理由
8.ここへ来て就活生に異変が起きている
 
 
 

1.売り手市場が一気に変わってしまった

就活生の方には気の毒な情報ですが、GDPがリーマンショックを超えてしまった。日本経済の現状はかなり厳しい。ことし4月〜6月のGDP(国内総生産)の成長率は年率換算でマイナス27.8%となり、リーマンショックのときのマイナス17.8%を超える落ち込みとなった。消費の回復はもはや期待できない。専門家の話によると、日本経済が元に戻るには4年間はかかる見通しだと分析している。来年の就職は厳しいと見た方が良さそうだ。

 

就職ができなければやむを得ず非正規で働くことになりかねない。こうなると悲惨な現実が待っている。リーマンショックのとき多くの人が就職できず非正規で雇用された。ボーナスや退職金、各種手当がなく正社員より低い賃金、解雇や雇止めによる失業。正社員への道は閉ざされ、生活が貧困化し絶望的な状態となてしまった。たびたび国会でも議論されるくらい深刻な事態となってしまった。

 

出典:https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000190965.html

 

 

2.大学生よ、ビジネスパーソンの知り合いを増やそう

大学生を見ていて感じることは、ビジネスパーソンとのつき合いがほとんどないこと。クラスメートやサークルの仲間など自分の身の回りの人たちだけとつき合っている。しかも自分と気の合った人だけと。つき合いにくい人たちとは避ける、といった傾向がある。

 

社会に出るといろんな人がいます。馬が合わない人も当然いるでしょう。しかし、この人たちとも上手くやっていかなければいけない。これが社会人です。「気に入らない人たちとは つき合いません」とはいかない。仕事である以上はビジネスパソーンらしく行動しなければいけない。ホリエモンクラスであれば気に入らないやつとはつき合わないで仕事はできますが、新卒者はそうはいかない。

 

就職相談を機会により多くのビジネスパーソンと知り合うことをおススメします。就職はあなたの人生を大きく変える大事なことです。幸せなビジネスライフがおくれるのか、それとも地獄のような人生をおくることになるのかは、最初の就職した会社(or職種)によって決まってしまいます。

 

「就職活動準備を相談したい人」に関するアンケート結果によると、相談したい人は、「OB・OG(若手社会人)」と「キャリアセンターの職員」が、ともに66.5%。次いで「企業のインターンシップ担当者」57.7%となっていた。

 

※株式会社学情「あさがくナビ2022」会員による調査、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象

出典:https://news.allabout.co.jp/articles/p/000000607.000013485/

 

 

3.最大のメリットは就職

ビジネスパーソンとのつき合いの最大のメリットは就職です。今回のようにコロナの影響で就職が厳しくなったとき、知り合いにビジネスパーソンがいれば相談できる。就職の世話をしてくれるかもしれない。

 

条件のいい仕事は表には出ない。そのことは知っていてほしい。すべての仕事が求人サイトなどに情報が出ることはない。公に情報が出るのは、ほんの一部です。7~8割の求人はオンラインに載せられることなくクチコミで知り合いを通じて紹介される。条件のいい仕事がもしオンラインに掲載されたらどうなるか。誰もがアクセスできるようになるので応募者が殺到する。倍率が高くなるので採用される確率が低くなる。

 

 

4.どのようにしてビジネスパーソンと出会うのか

僕の場合は、大学生のときは知り合いの半分以上はビジネスパーソンでした。
たとえば大学祭のスポンサー探し。会社に訪問しスポンサーになってもらう。何社かまわれば数名のビジネスパーソンと知り合いになれます。ちょっとしたことでも行動を起こせば知り合いは増えます。知り合いが増えれば、自ずと人との関係の築き方を学んでいきます。社会との接点をたくさん持つと大学生ならではの発見がある。それはそれで面白いものです。ここだけの話だけどOLさんとも知り合いになれるのもいいもんです。

 

就活生には運悪く厳しい就職活動になってしまった。いい働き口は表にはなかなか出てこないものです。人からの紹介であったり、ちょっとした偶然から得られるものです。

 

いい求人に出会うためには

  • 知り合いを多くつくる
  • SNSなどを利用して情報発信する
  • LinkedInに参加して仕事の人脈を築く

 
 
 

5.おススメは研究室紹介

研究室は企業と結びつきがあります。先生に気に入ってもらえれば研究室推薦で企業を紹介してもらえます。内定がもらえる確率がかなり高くなる。学部推薦や学科推薦はハードルが高いが研究室推薦なら何とかなる。チャンスがあるなら行動重視でお願いしてみるのもいい。日頃から研究室まわりをして、先生に顔を覚えてもらう。そして学内で活躍する。話題となる学生になること。

 

 

6.就職してはいけない会社の特徴

最近増えているのがみなし労働です。おそらく残業代を払いたくないので、その口実としてみなし労働を採用している会社がある。給料が高ければ問題がないが、世間より給料が低いのにみなし労働をしている会社は注意が必要です。また保険が完備されていない会社は要注意。社会保険が払えないほど収益が低い可能性がある。中小企業の10年生存率は1割程度です。赤字経営が約65%となっています。このことを理解した上で会社を選ぶことが重要です。

 

<就職してはいけない会社の特徴>
● 給料が低い会社(世間と比べて平均以下の給料)
● 各種社会保険が完備されていない
● サービス残業が日常化している
● みなし労働を採用している

 

 

国税庁のデーターによると

会社設立1年で60%が倒産・廃業する・・・生存率40%

設立5年で85%が倒産・廃業する・・・生存率15%

10年以上存続する会社 ・・・6.0%

20年以上存続する会社・・・ 0.3%

30年以上存続する会社・・・ 0.025%

 

 

 

7.就活は一人でおこなってはいけない理由

就活は一人では行わないこと。就活は相手が採用したい人材だと思わなければ内定は取れません。それには自分自身を客観的に見れることが大事です。相手が自分をどう見ているのかここが大切です。自分を客観的に見ることによって、どこに問題があるのか、どの点が優れているのか理解できます。より多くのビジネスパーソンと出会うことで、自分に足りないものが何か気づきます。自己分析できない人は永遠に内定は取れないと思って間違いありません。厳しい現実を見ることになります。

 

 

8.ここへ来て就活生に異変が起きている

ここへ来て就活生に異変が起きている。内定承諾を2社以上にしようとしている就活生が増えている。コロナ禍で先行きが不透明でどうなるかわからない。そんな状況で1社では不安だからである。最初に就職した会社がその後の人生を左右する大切な会社選びです。そう考えるのもムリもない話です。どの業界が大丈夫なのか、ハッキリしたことは誰にもわからない。年内には倒産ラッシュがくると予想している専門家もいるくらい深刻です。その影響がどこに波及するか今の段階では見えない。

 

<採用方法>

ジョブ型採用:学生の専門性で判断する
スカウト型採用:企業側から学生にアプローチする
コネ型採用:社員の知人や友人から学生を紹介する

オンライン説明会やオンライン面接などオンライン就活元年と言われるくらいオンラインでの就活が一般化した。コロナ禍で就活スタイルが一変しオンライン化の流れは止まらない。

 

 

 

 

まとめ

 

大学生時代により多くのビジネスパーソンと出会うことは、人生観や仕事観を再構築するのに役立つ。また就職についてもいいアドバイスをもらえることもある。出会いの場は自分自身で作らなければ相手からは来てもらえない。