【成功するキャリアプラン】20代転職 人生失敗しない方法 手遅れにならないために
「今の仕事に満足していますか」
「このまま人生を終わりたいですか」
「会社を辞めたいと考えたことありますか」
いま変わらなければ一生後悔します。
会社選び、仕事選びは慎重に行わないと後悔してしまいます。転職して、ボーナスなし、交通費なし、退職金なし、サービス残業・・・このようなことになったら地獄の苦しみです。20代後半、人生に失敗して手遅れにならないために、どのようにしていけばいいのか。重要な点を解説していきます。これを読めば、今日からすぐに第一歩を踏み出したくなります。コロナ禍でハッキリわかったこと、それは 我慢して働く時代は終わった ということ。自分の人生は、自分で責任を持つ時代へ。
POINT
● 夢は幻想。夢を見るのではなく市場を見る。
● 25~29歳に何をしてきたかによって将来が決まってしまう。
● 20代で人生の年収は9割決まる。
● 人生の失敗は20代の行動が原因だった。
1.20代の悩み、低すぎる給料
20代 平均年収319万円 (国税庁調査 2018年)
20代の悩みでもっとも不満を感じているのが給料が低いこと。転職・求人doda(デューダ)の調査では年収400万円未満が7割となっている。国税庁による調査(2018年)では20代の平均年収は319万円だそうです。額面の約8割が手取りなので255万円くらいになります。
また、20代女性に限定してみると平均年収が288万円です。かなり厳しい数字です。余裕のない生活です。これでは不満が出ても当然ですね。しかも、給料が上がる様子がない。いつになったら人並みの生活ができるのか、不安を覚える日々。悩みは増すばかりです。人生失敗、そして手遅れとならないよう考える必要があります。20代のうちなら、まだ間に合います。
たとえば、目標年収を30代前半で年収500万円だとすると、それにあわせたキャリアプランを考えなければ目標額に届きません。生活基盤をささえるためには、貧困化しない最低限の年収を確保することをしなければいけない。バブル崩壊、リーマンショック以降、低賃金で働き続けた結果、貧困化し悲惨な現実を見ることとなった。リストラされた中高年の現実は、地獄のような状態です。人生失敗し気づいたら手遅れとなっていた。
このような悲惨な結果にならないためにも、20代でしっかり基礎固めをしていく。今なら、まだ時間があります。20代の貴重な時間を、人生失敗とならないために対策を打っておく。お金の余裕は、心の余裕になる。お金がなくなると、人に対して優しさがなくなってくる。周りの人の協力があるから、あなたが存在します。
出典:https://doda.jp/guide/heikin/age/
出典:国税庁の民間給与実態調査による
出典:https://diamond.jp/articles/-/278127?page=2
2.22~24歳 理想と現実のギャップに悩む時期
夢は幻想です。
夢を見るのではなく市場を見る。
大学を卒業して就職し働き始めるわけですが、覚えることがたくさんあり目の前のことで手いっぱい、余裕がない、そんな時期です。スタート時点に立ったばかりです。このとき学んだことが、ビジネススキルとして身につきます。どの業界でどんな業種かによって、学ぶことが違ってきますが、ここで学んだことが一生ついてきます。ファーストキャリアが、とても大事です。後悔しない人生をおくるために、キャリアプランを考える大切なときです。ほとんどの人が、人生失敗と気づいたときはもう手遅れだった、と感じている。それだけ20代は大切な時期です。
理想と現実のギャップに悩む時期。現実社会はあまりにも理想とかけはなれている。理想の仕事を追い求めたいと思う一方、厳しい現実に目を向けると一歩を踏み出せない。この時期は、多くの人が悩む時期。手遅れにならないうちに、人生設計を考える必要があります。20代で人生失敗とならないうちに戦略的にキャリアプランを考えます。手遅れになる前に手を打ちます。自分の将来をイメージすることが大切です。
理想と現実のギャップによって精神的に疲労していきます。現実社会は、理想通りにいかないのが当然なことです。ここで注意しなければいけないことは、夢を追いかけてはいけないということ。夢は幻想です。夢に振り回されて人生を台無しにしてしまい、不幸な結果を生み出さないようにします。夢を見るのではなく市場を見るようにしましょう。自分が目指している業界の動向を調べてみる。そして戦略的に希望する仕事につけるようにキャリアプランを考えていく。いろいろと調べてみることは必要です。
市場価値がある人材になる
自分のやりたいことや夢を追いかけることはしない。市場が求めている人材になること。ここにポイントをしぼります。市場が求めている人材は、価値のある人材です。誰も求めていないことは、ビジネスとして成立しません。需要があることが大前提です。「この仕事はあなたでないと出来ない」と言ってもらえるような人材になることです。社会にとって必要となる人材になることによって、いい仕事を得ることができます。ここを最優先に考えます。必ず業界分析をして、何が求められているのか把握する。キャリア設計とは、どのようにして市場が求めている人材になることできるのか、そのプランを考えること。絶対に夢を追いかけてはいけない。
キャリア設計とは
× 失敗の危険大・・・・自分のやりたいこと、夢を追いかけること
○ 成功するプラン・・・市場が求めている人材になる方法を考えること
参考)IT業界の現状、動向、ランキング&シェア
情報サービス業の売上高の推移(出典:経済産業省)
3.25歳:自分の人生を考える時期
仕事を辞めたくなる3大要因
● やりがいを感じない
● 給料が低い
● 人間関係
この年になると仕事にも慣れいろいろなことが見えてくる。ハッと気づく、このまま今の仕事を続けていたらどうなるのか。仕事へのやりがいが感じられない、毎日消耗してしまう心と体、そして何よりもあまりにも低い給料。これは深刻です。希望をもてない給料では働き続けられない。すでにベースアップという言葉自体が死語です。年功序列制度のときにつくられた考え方です。今は使われなくなった。給料が増えない状態で、これからどうすればいいのか悩んでしまう。そんな時期です。「人生失敗だ」と、気づいたときには手遅れだった、そうならないために今できることをしていく。
キャリアチェンジを考えるなら25歳
25歳は、人生の岐路に立たされる重要なときです。ここで選択を間違ってしまうと、その後の人生が狂ってしまうことになる。自分の人生を失敗しないために手遅れとならないよう、自分のキャリアプランをしっかり立てることが求められます。ミスは絶対に許されない、それが25歳のキャリアプランです。キャリアチェンジを考えるならこの時期です。この時期がもっとも可能性があります。自分が好きなこと、得意なことが何か把握します。ここから実際の仕事を探して行きます。現実を受け入れ、実現可能性を考えることが最優先されます。25歳、手遅れではない。十分考える時間はあります。
選択の機会を絶対に逃すな!
25歳のキャリアチェンジは、まだ可能な時期です。のんびりとしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。時間がたつと選択肢が少なくなってきます。手遅れになる前に見直しをします。多くの人が後悔してしまう原因は、時期をのがしてしまうこと。時間がたってしまうと、キャリアチェンジが難しくなってしまう。気づいたときは30歳になってあせることになる。人生失敗という4文字が頭をよぎり、手遅れになる。30代より20代で失敗した方が、圧倒的に得です。もし30代で失敗したら絶望的です。先がなくなってしまう。怖がらずに失敗覚悟で行動する。その年齢が20代です。時間との勝負です。
・自分の強み/弱みは何か。
・好きなこと/嫌いなことは何か。
・障害となっていることは何か。
・実現可能性を追求できるか。
実際の仕事を見る方法
求人情報を検索して探してみる。このとき重要なのが、スキルと経験欄を確認することです。どの求人も企業が求めている人材があります。この条件を満たしていなければ、仕事をすることはできません。いくら自分が希望していても、採用してもらわなけえば話が始まりません。求人情報を見て、しっかりキャリアプランを考えていきます。
<求人情報をチェック>
自分が希望している職種を検索してみる
↓
求人情報のスキルと経験欄を見る
↓
今の自分のスキルと求人情報の内容を比較する
↓
ギャップがあるときは転職が難しい
↓
キャリアプランの見直しをする
僕の場合は、ホームページ制作やWEB開発などインターネット関連の仕事です。求人情報を検索してみると、応募条件が書かれています。これを満たすためにスキルを身につけていきます。この方法がもっとも効率的です。WEB系IT系の場合はポートフォリオが重要だ、という事がわかります。質の高いポートフォリオをいかにして作成するのか、ここに焦点をあててキャリアプランを考えていきます。どのようなスキルを身につければいいのか、わからないときは求人情報を確認してみるといいでしょう。ここに書かれている応募条件を満たしていなければ、仕事につけないことを意味しています。したがって、最低限応募要件を満たすことが必須です。
求人情報を探すときは、すべての希望を満たす仕事を探そうとすると見つけるのが難しい。転職をする上で、最優先にしていることを決めて探します。すべての条件を満たす求人を探そうとすると、時間ばかりかかってしまい、結局妥協しなければならない状態におちいってしまう。そうなってしまうと転職を繰り返すようになり、スキルが身につかなくなってしまう。人生失敗する瞬間は、転職するときに起きます。20代では応募できる求人件数が圧倒的に多い。しかし判断ミスをしてしまうと、手遅れになるリスクもあります。
未経験転職は厳しい
20代の求人は確かに多いのですが、未経験で応募可となると限られてしまう。WEB系IT系では最低でも100社応募する強い意志が持つこと。不採用通知にメンタルがやられてしまうので、注意が必要です。20代のうちなら未経験でも採用してくれる会社はあるので、あきらめずに応募します。
20代のキャリアプランは、給料を度外視にしてスキルです。スキルが身につけられる仕事を選びます。給料は安くてもスキルが身につけられれば、将来の年収は500万円以上可能です。スキルが自分の財産になり損をすることはありません。スキルという財産をいかに貯めていくことができるか、ここが20代のキャリアプランの重要なポイントです。未経験者の仕事選びの失敗の原因は、この点にあります。
WEB系IT系の場合の応募書類
● 履歴書
● 職務経歴書
● ポートフォリオ ← 質を高めるために努力する
<ポートフォリオの重要性>
◎ いままでの経験やスキルをアピールし人材価値を認識してもらう
◎ 自分の強みや仕事に対する姿勢をアピールできる
◎ 転職のミスマッチを防げる。
参考)ポートフォリオのつくり方
4.人生が失敗して手遅れになる前に
社畜から決別せよ!
会社のために自分を犠牲にして働くことをしない。
どの分野で働くのか
↓
どういった職種を選択するのか
↓
それには何をすればいいのか
社畜は人生の墓場
社畜のような働き方は、人生をゴミ箱にすてているようなもの。20代の人のすべてではないが、給料と同じように悩みをもつのがやりがいです。働きがいを感じない仕事を、これから先も続けていくのか考える時期です。社畜のような働き方で、やりがいを感じることはできないのは当然です。コロナ禍でハッキリわかったことは、昭和の雇用形態が終わったことです。もはや、会社人間では生き残っていけない。この事実をしっかり受けとめることです。
会社のために我慢して働く時代は、すでに終わっています。40代になって人生に失敗したと気づいたときは、手遅れです。今この時期をのがさず、キャリアプランをしっかり立てること。僕らが40代になったとき、45歳定年が当たり前になっているかもしれません。2019年にトヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言され、衝撃を与えたのを思い出します。もはや会社は、あなたの雇用を保証してはくれない。自分のキャリアは、自分で責任を持つ時代へ変わってきた。
年収が高ければ多少希望しない仕事でも慣れれば、このまま働き続けてもいいのかなぁ、と考えることもできる。ところが、年収は上がる見込みがほとんどなく、しかも終身雇用が完全に崩壊し、いつリストラされるかわからない状態です。45歳リストラあるいは40歳でリストラになる可能性もある。手遅れになる前に、20代のうちに考えておきましょう。45歳で人生失敗となったら、立ち直ることはかなり大変です。そのまま貧困生活をしていくことになってしまう。
どの分野で働くのか、どういった職種を希望するのか、これを決めなければいけません。漠然と考え込んでいても先へ進みません。希望職種が定まると、それに合わせて何をすればいいのか、具体的なことが浮かんできます。僕の場合はWEB制作なので、プログラミング言語とWEBデザインを学びスキルを身につけることから始めました。
・興味がある内容は何か?
・いままでの経験から希望職種を考えてみる。
・求人情報をチェックしてみる。
・友人・知人からの紹介。
など
将来をイメージするために、30代の職種と年収を把握しておく。これを見ると小売/外食では、年収は400万円以下です。もし年収500万円以上を希望するなら、情報/IT系をねらっていく方が無難です。
出典:https://doda.jp/guide/heikin/age/
5.25~29歳は人生でもっとも大切な時期
出典:https://doda.jp/guide/age/
● 行動量の差が年収の格差
● 25~29歳がもっとも転職に有利
人生失敗、そうならないために、ここはじっくり考えていかないといけない時期です。なぜならば、25~29歳に何をしてきたかによって、将来が決まってしまうからです。もっとも有利な転職は、この年齢です。30歳を過ぎると実務経験とスキルを問われてしまい、ハードルが高くなる。年収が高い職種につきたいのなら、このことを考えなければいけない。この点、20代ならまだ未経験でも雇ってもらえる可能性があります。未経験でも転職できる最後の時期です。
20代後半は自分の可能性を広げるラストチャンス。この時期に未来の自分の可能性をせばめることをしてしまうと、希望をもてない人生を歩むことになってしまう。そのためには、行動量を増やします。行動量が多ければ、その分可能性が広がります。年収の差は、行動量の差によって決まってしまう。当然ですが、動かなければ何も変わりません。なるべく早めに行動を起こすこと。早ければ早いほど有利です。これが成功の秘訣です。
30代前半で年収500万円になるように、20代のうちに基礎固めをしておきます。これをしないで30歳になると、目標額に届きません。手遅れにならないために、基礎をしっかりかためておく最後の時期が、20代後半です。この時期に身についたことが、30歳そして40歳のときに役立ちます。キャリアプランをしっかり立てて、スキルと経験を積み上げていきます。大切なことは将来につながることをしていくこと。その場限りのことや他社で通用しないスキルは、なるべく避けます。市場のニーズを的確にとらえて仕事をしていきます。
スキルを身につけて一人前になるためには、1万時間 [※注] が必要だと言われています。長い時間がかかります。強い意志と精神力が必要不可欠です。このことを十分理解したうえで、キャリアプランを立てます。
1日 8時間だと 3.5年
1日 4時間だと 7.0年
1日 2時間だと 14.0年
100%を目指そうとすると、かなり時間がかかってしまいます。そこで80%を目標にします。すると2000時間で済みます。2000時間であれば負担感が大幅に減ります。100%を目標にしてしまうと挫折する人が増えてしまいます。絶望感と敗北感にさいなまれ、自信を失っても良くありません。最初は8割達成くらいでOKと考え、次のステップへ踏み出しましょう。
出典:https://alyjuma.com/hacking-10000/
※注:「1万時間の法則」とは、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、1万時間もの練習・努力・学習が必要だというもの。 心理学者のアンダース・エリクソン教授(フロリダ州立大学)らの研究をもとに、マルコム・グラッドウェルの著書『天才! 成功する人々の法則』(講談社、2009年)で提唱した法則。
withコロナ&アフターコロナによって新常態(ニューノーマル)が定着しはじめている。多くの企業で働き方改革が進められる。そのとき雇用形態もジョブ型雇用にシフトしていく。つまり専門的なスキルが求められ、能力がない人には仕事がなくなる可能性がでてきた。コロナ後は、いままで想定していなかった働き方が、一般化していくことが容易に想像できる。環境の変化に対応できない人材は、厳しい現実に直面することになる。
考えてみてください。45歳でリストラされスキルも経験のない人が、WEB系の仕事をしたいので再就職を、と考えてみても絶望的です。人生の失敗、手遅れです。30歳を過ぎてからでも遅くはないという方もいるかもしれませんが、20代と30代ではその後の人生がハッキリわかれてしまう。10年の差をうめるには、かなりの努力が必要です。苦労をするなら20代のうちにするほうが、あとあといい結果が出ます。35歳転職限界説というものがあります。実際に35歳以降になると、求人数が激減します。年齢を重ねるごとに選択肢が、減っていきます。45歳以降だと、まともな求人は皆無。20代の失敗は、いくらでもあとで取り返しができます。20代で将来のキャリアプランをしっかり考えましょう。
まず最初にすることは、どの業界で活躍したいのか、どういった仕事をしたいのか、を決めなければなりません。漠然と理想の仕事をしたいと言ってみても、物事があまりにも不明瞭ではっきりしません。この状態で年を重ねるのは危険です。時間との勝負です。早めの行動が成功をつかめます。
6.年収を最優先に考えるなら大企業
● 大企業と中小企業の生涯賃金の差が1億円
● 大企業で働きたいなら20代後半がリミット
● 中小企業の10年生存率が1割
人生失敗と思ってしまう最大の原因は会社選びです。大企業と中小企業の生涯賃金の差が1億円以上あります。この差は大きい。大企業は全国に1万1,000社[※1]あります。このどれかに正社員で就職すれば、まず貧困化することはありません。満足にボーナスや残業代も払えない中小企業で働くより絶対に得です。働く側にとってみると一番心配になるのが給料です。これが生活の基盤になります。あまりにも低い年収では生活そのものが成り立ちません。その会社で長く働き続けるのはいい選択ではありません。最低でも貧困化しない会社を選ぶ必要があります。
大企業で働くためには20代のうちに。30歳を過ぎると実務経験を問われてしまい、ハードルが高くなってしまいます。かなり高いスキルと経験を持っていないと、大企業への転職は厳しいと考えた方が無難です。したがって20代後半がリミットです。
中小企業に就職するとき、注意する点があります。それは倒産・廃業があることです。下記の生涯賃金は定年まで働き続けることができた場合の金額です。中小企業では定年まで働き続けることが、とても難しい。10年生存率が1割程度だからです。信用調査会社(帝国データバンクや商工リサーチ)に掲載されている中小企業でも10年生存率は5割程度です。2社に1社しか生き残れません。その上でキャリアプランを考えることが必要不可欠です。
中小企業の場合、1社で定年まで働くことが、どれほど大変なことなのか理解できると思います。3~4社くらい転職をすることを前提に、キャリアプランを考えることが最善と言えます。
▼ 企業規模別 平均生涯年収
出典:https://www.hokugin.co.jp/cs/increase_insurance/contents/003.html
※1:転職グット http://jobgood.jp/chusho
・会社設立1年で60%が倒産・廃業する 生存率40%
・設立5年で85%が倒産・廃業する 生存率15%
・10年以上存続する会社 6.0%
・20年以上存続する会社 0.3%
・30年以上存続する会社 0.025%
7.絶望的な未来が待っている
正規労働者の平均年収370万円
いま日本経済で起きている現実社会の現状を見てみよう。早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)の橋本健二氏は著書『新・日本の階級社会』によると、正規労働者の平均年収が370万円で全体の35.1%(2192万人)となっている。厚生労働省の調査とほぼ一致している。一般的な会社員を続ける限り、年収500万円は難しいのが現状です。年収が上がる見込みは、ほぼないと考えた方が良さそうです。
失われた20年とか30年とか言われるように、先進諸国で日本だけが給料が上がらない状態になっている。日本経済は悪化の一途をたどっている。このままの状態が続くと年収300万円時代が、もう時期来そうな予感がする。
Z世代の将来がヤバい
2020年の日本の高齢化率は28.9%です。3分の1が高齢者です。ということは、現役世代2人で1人の高齢者を支える社会になっています。Z世代が40歳になる2040年には、高齢化率は35.3%になっています。現役世代1.5人で1人の高齢者を支える社会になる計算です。給料が増えないなか、税金と社会保険料の負担ばかりが年々増えていく。頑張って働いても手元に残るお金は、たいした金額にはならず家計に余裕はなくなる。少子高齢化の影響を直接受けてしまう年齢になっている。このままZ世代が定年になったとき、日本社会はどう変貌しているのか、はたしてZ世代に未来はあるのか。
激減!年収500万円の会社員の手取り額の推移
同じ年収500万円でも、15年間で35万円手取りが減っている。このまま減り続けると、僕らの将来の手取りはいくらになるのか。コロナ関連の給付金は、恐らくコロナ税?という形で、今後国民が負担することになる。確実に、手取り額は減っていく。
出典:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71148?page=2
8.勝ち組の働き方
● 圧倒的な実績が信頼を生む
● 成果を出す人はアウトプットを重視している
人生の失敗は20代にあった。20代で仕事をはじめてから最初の3年で人生が決まる、とまで言われています。そのくらい最初が肝心です。最初がうまくいかないと、その後のキャリアに影響を与えてしまいます。つまらない仕事でも率先してやる心構えが必要です。なぜならば、経験の浅い人にいい仕事はまわさないからです。このことは理解しておく必要があります。したがって、20代は人よりも多く経験を積んで自己投資とチャレンジに徹することが、とても重要です。
成長スピードが早い人は、 圧倒的に実績をつくっています。実績を積み上げることで信頼されます。信頼されるといい仕事がまわってきます。実績を積み上げることでしか、信頼を築くことができない。あなたにどれだけ優れた能力があろうとも、実績を示さなければ信頼は得られません。これがビジネスの法則です。
20代は行動量です。この一言に尽きます。行動を起こす以外、現実社会を変える方法はありません。成果を出す人は、アウトプットをめちゃくちゃ多く出している人です。インプットよりアウトトップを重視し、圧倒的な結果を出し続けます。成長するためにはアウトプットをすること。これが必須条件です。「人生失敗した、手遅れ」となる最大の原因は行動量です。20代のうちに動けるだけ動きます。年齢を重ねるごとに、行動量が減っていきます。45歳でリストラされたら精神的ショックが大きく、動くことはまず不可能です。メンタルが完全に崩壊します。
<勝ち組の法則>
圧倒的に実績をつくる※
↓
信頼される
↓
いい仕事が得られる
↓
給料も増える
※つまらない仕事でも率先してやる
関連記事:【デキる人】仕事が集まる人の特徴、期待以上のものを出す
9.就職してはいけない会社の特徴
<就職してはいけない会社の特徴>
● 給料が低い会社(世間やその業界と比べて平均以下の給料)
● 保険が完備されていない
● サービス残業がある
● みなし労働を採用している
● ボーナスが出ない
● 人間関係が悪い(怒鳴っているなど)
● 退職率が高い
● 勤続年数が短い
● 休日出勤が多い
● 利益率が低い
● 衰退産業
● 有給消化率が低い
次のような会社は、すぐに転職を考えた方がいい。将来貧困化する可能性が高い。最近増えているのが、みなし労働です。残業代を払いたくないので、みなし労働を採用している会社がある。給料が高ければ問題がないが、世間より給料が低いのに、みなし労働をしている会社は注意が必要です。また保険が完備されていない会社は要注意。社会保険が払えないほど収益が低い可能性がある。中小企業の10年生存率は1割程度です。赤字経営が約65%となっています。このことを理解した上で、会社を選ぶことが重要です。
関連記事:中小企業 これが真実だ約7割赤字、データから読み解く衝撃の事実
非正規労働者は全労働者の約4割2090万人いる
2020年の非正規労働者は約2090万人、全労働者のうち37.2%が非正規労働者です。リーマンショックのときに問題になった、非正規雇用で働く雇用形態は絶対にやめる。人生が狂ってしまう。この働き方は、将来貧困化してしまう働き方です。ボーナスも退職金もなく低賃金で働くことになる。スキルが身につかず、単なる作業労働者、機械の一部品のような働き方です。一度非正規雇用で働くとその後も正社員になれず、永遠に非正規雇用で働くことになってしまう。非正規雇用はとても不安定な働き方で、いつ仕事を失ってもおかしくない働き方です。コロナの影響で真っ先に解雇されたのが、非正規雇用の人たちです。この人たちは、いま地獄のような貧困生活をする羽目になってしまいます。劣悪な規雇形態で働かされ、将来の希望がまったく見えない状態です。
<ブラック企業に転職しないために>
● 情報収集は怠らないこと。
● 必ず他社と比較検討すること。
参考)正社員と非正規の賃金格差
出典:https://www.nenshuu.net/sonota/contents/seiki.php
【正規雇用労働者と非正規雇用労働者の推移】
出典:厚生労働省「非正規雇用」の現状と課題
10.人脈が重要な理由 リファラル採用とは
人脈をつくるコツ
● 相手の役に立つことを提供する
● 相手のニーズや関心ごとに話を合わせる
● 相手の話を丁寧に聞く
実は、いい仕事というものは求人サイトにはのらない。知り合いを通じてくちコミで採用されている。見ず知らずの他人を採用するよりも知り合いを通じて採用した方が、定着率も高く確かな人材を確保できるからである。特に、重要な仕事の場合はこの傾向が強い。
アメリカなどでは社員紹介採用(リファラル採用)といって、自社の社員の友人や知人から紹介してもらう採用方法がある。ミスマッチが起こりにくい。これは結構重要。参考までに、マイナビ中途採用調査によると、リファラル採用を導入している企業は年々増えているそうです。
出典:https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu603/
いい仕事を得るためには誰を知っているのか、人脈がすごく重要です。日頃から顔を売っておくといい。単純に知り合いを増やすのではなく、WIN-WINの関係を築ける人間関係が本当の人脈です。自分の利益しか考えられない人は、いい人脈は築けません。実は仕事をする上でとても重要なことは、価値観が合う人と一緒に仕事をするということ。価値観が合うと、仕事がとても楽しくなります。人脈はこの問題を解決してくれます。
11.仕事選び5つのポイント
● 需要がある(仕事がなくならない)
● パソコンがあれば仕事ができる(在宅勤務可能)
● スキルが自分の財産になる(他社で通用する)
● 応用範囲が広い(汎用性がある)
● 成長が見込まれる(成長産業)
ポイント1:需要があること
僕らは仕事をして給料をもらっているわけです。顧客がいることが大前提です。収益があげられない仕事は、いくらその仕事を望んでいても生活が成り立ちません。常に市場に需要があること。そして市場価値がある人間になること。市場価値があれば、仕事の依頼は来ます。どのようなことが起きても仕事に困ることはありません。
ポイント2:パソコンがあれば仕事ができる
在宅勤務可能な仕事を選ぶようにする。コロナの影響でハッキリわかったことは、3密になってしまう職種は仕事がなくなってしまうことです。失業してしまったら人生設計が大きく狂ってしまいます。そうならないために、パソコンがあれば仕事がなくならい職種を選ぶようにします。第2、第3のコロナが来たときに仕事がなくならないで済みます。
また、パソコンのスキルをいかして副業で稼ぐこともできます。1社にフルコミットして仕事をするのではなく、複数の会社で仕事をしていく時代です。もし本業で稼げなくなっても、他で収入を確保できます。
ポイント3:スキルが自分の財産になる
誰にでもできるような仕事やその会社でしか通用しないスキルは、リストラや倒産したとき再就職がかなり難しくなります。他社でも通用するスキルを持っていれば、転職も容易です。また副業の際にも自分のスキルや能力を売っていくことができます。収入を確保するためにも自分にしかできないスキルを身につけ、希少価値を高めていくことです。そのような仕事につくことが、将来安定的な生活を保障してくれます。
ポイント4:応用範囲が広い
自分の持っているスキルや能力が、業界をまたいでも価値がある汎用的な仕事が最適です。将来どの業界が衰退するのかわからないくらい時代の変化が激しい。今いる自分の業界が20年後あるいは30年後衰退するかもしれません。そうなったとき、応用範囲がきく仕事なら心配ありません。
ポイント5:成長が見込まれる
新聞社や出版会社は斜陽産業です。衰退の一途をたどっています。この業界で働く人は、将来仕事を失います。どの業界で働くのがいいのか、選択を誤ると人生が終わってしまいます。そうならないために、成長産業で働くことをおススメします。同じ仕事、同じ労力を使うのなら給料が高い仕事についた方が絶対に得です。成長産業で働くと年収が増えます。常に、情報を収集し市場の動向を見るようにします。そして、できる限り成長産業で働くようにスキルを磨いておく。
成長産業の探し方、アメリカ労働統計局のデータを参考にする。アメリカは日本の先を行っています。アメリカで起きていることは、必ず日本でも同じように起きます。
参考:アメリカ労働統計局
▼ 成長産業
コンピューターシステムデザイン関連
2029年までに57万人雇用創出、年成長率2.3%
▼ 衰退する産業、年成長率
・タバコ産業 :マイナス5.2%
・ケーブルテレビ関連: マイナス4.8%
・新聞紙、定期刊行物、書籍、出版業界: マイナス4.0%
出典:Industries with the fastest growing and most rapidly declining wage and salary employment
https://www.bls.gov/emp/tables/industries-fast-grow-decline-employment.htm
12.転職に成功する人の特徴
🔹成長産業を把握している
🔹キャリアの幅を広げられる
🔹広い人脈を持っている
🔹専門的なスキルと英語力を持っている
🔹環境変化に柔軟に対応できる
🔹顧客目線で物事を考えられる
20代のうちにこれらのことを身につけておきましょう。転職するとき役に立ちます。
年収で考えるならば成長産業で働くことが最善です。衰退産業では同じ職種でも給料が減ってしまいます。いずれ事業が縮小しリストラとなる運命です。いい転職の条件は専門性です。専門的なスキルが身についていない人は、いい仕事は得られません。望まない仕事をせざるを得ないことになってしまいます。将来のことを考えるなら、専門性を20代で身につけることをおススメします。
さらに、柔軟なものの見方や考え方ができる人は転職に強い。コロナの影響で経済環境が大きく変わってしまっても、環境適応力がある人は生き残っていけます。環境変化に適応できなければ仕事を失います。最終的には最低賃金で望まない仕事をすることになってしまいます。
困ったときに頼りになるのが人脈です。普段から人に対して信頼貯金をしておきましょう。信頼貯金ができている人は最悪の事態が起きても問題を回避できます。
<信頼貯金の作り方>
・他の人が嫌がることを率先して行う
・感謝の気持ちを伝える
・相手の気持ちを理解する
・約束を守る
・嘘をつかない
・失敗したら素直に謝る
・人のせいにしない
情報が大切、未来が見える
毎日100しか情報を得ない人と1,000情報を得る人では、1ヶ月で3,000と3万との差が出ます。月3万の情報を得る人の方が圧倒的に有利に働きます。
人生失敗とならないために、情報を誰よりも多く早くつかむこと。情報から将来が見えてきます。ググると何でも情報が得られる。人よりもより多く情報を得てみると、将来のことが手に取るように見えてくる。将来のことが分かれば、大幅に失敗のリスクを回避できる。時代の変化が想像以上に速いスピードで動いています。のんびりとしていると、時代から取り残される。手遅れになる前に、最新情報をたくさん手に入れましょう。
TOEICスコア
TOEICスコアがある人は、就職に有利になります。グローバルに活躍できる素養があると判断される。これからの時代、海外を視野に入れた事業展開が不可欠です。英語ができる人材は、重宝されます。しかし、それだけではありません。人的資産としても価値が、グーンと向上します。
・向上心
・目標達成能力
・忍耐力
・グローバル感覚
このような素養が評価される。TOEICスコアは、職歴や大学名よりも人間性を見てもらえる。未経験の職種に応募する際、プラスポイントになります。応募する企業や職種によって異なりますが、一般的には600点以上と言われています。20代のうちにTOEICスコアを獲得しておきましょう。可能であれば、海外で職歴を積んでおくと高評価が得られます。
<コロナ禍でも事業拡大した業界>
フードデリバリー
医療用品メーカー
オンライン会議サービス
オンラインショップ
代行サービス(買い物・家事代行など)
オンライン医療
オンライン教育
オンラインフィットネス
Web面接サービス
VRイベント
ゲーム、動画サービス
オンライン認証
クラウドサービス
物流
13.挫折してしまう4つの理由
人が挫折してしまう理由は次にあげる4つ。
1)結果だけ夢見る
2)失敗恐怖症
3)自分に自信が持てない
4)人の目が気になる
1)結果だけ夢見る
結果だけを追い求めてしまうと、挫折してしまう。結果を出すためには努力が必要です。簡単にいい結果は出ません。長い時間がかかるため結果だけを夢見てしまうと、あきらめてしまうのが早くなってしまう。努力した分が、すぐに結果として現れればやる気もわきますが、結果が出るのはズーと先です。その間は辛抱しなければいけない。コツコツ努力しスキルを磨いていくことが、未来につながります。
2)失敗恐怖症
何か新しいことにチャレンジしたようと考えたとき、人はその後の失敗を気にしてしまう。もし失敗したらどうしようと思ってしまう。頭の中に失敗したときのイメージが浮かんできてしまい、一歩前へ踏み出せなくなってしまう。人生完璧なんて絶対にありえないことなのですが、失敗が怖くて行動できない。失敗しても再チャレンジすれば問題ないのですが、やはり失敗することは恐怖なのです。
3)自分に自信が持てない
あきらめてしまう人の多くは、自分に自信がない。それほど大したことではないことでも、自分に自信が持てず何もやろうとしない。自分に対する評価が低くすぎる。これでは何もできなくなってしまう。完璧主義をすてることから始めないと、先へ進むことができません。
4)人の目が気になる
周りの人の評価が気になる人は、常にビクビクしています。こんなことをしたら怒られるとか、影口を言われるとか、いろなことを考えてしまう。他人依存から脱却しないと、行動を起こすことができずあきらめてしまう。結局、気づいたときはもう手遅れ。人生の最大の決断をのがす羽目になる。
14.転職後も8割超が再度転職したい
ある会社の20代転職経験者アンケートによると、転職者の8割超が「より希望に合致する企業があれば、再度転職したい」と回答している。転職しても、希望に合わないことは多いようです。このアンケート結果によると、かなり高い確率で転職後もミスマッチは起きているようです。転職が上手くいかなければ、転職を繰り返すことになってしまう。こうなってしまうと、時間と労力をムダにするだけでなく、スキルが身につかないといった問題も出る。転職は、慎重にした方がいいのは確かです。
20代だと転職しやすいという面がある、一方ミスマッチがどうしても起きてしまう。ぶっちゃけ、これをうめる方法は、実際に働いてみない限り分からない。これが真実です。すべてに満足いくことはないので、ある程度の妥協点を見つけていくことが必要です。たとえば、「高い給料が欲しいなら、仕事内容にこだわらない」とか、「自由に仕事をしたいなら、給料にこだわらない」とか、どれかひとつに絞ってみるのが現実的です。20代は将来の夢や思いがあるので、現実とのギャップに悩む難しさがある。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000787.000013485.html
ミスマッチを完全に防げることはできないが、ある程度会社の内部事情がわかるサイトがあります。実際にその会社で働いている「社員や元社員の声」による情報サイトOpenWorkがあります。1,000万社以上の会社情報を見ることができます。
・平均年収
・有給休暇消化率
・残業時間(月間)
・社員or元社員によるクチコミ
など
15.キャリアの80%以上は偶然の出来事で獲得している
クランボルツ理論(計画された偶発性理論)
計画された偶発性理論は、スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授が提案したキャリア形成における理論。個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。
クランボルツは数百人以上の成功したビジネスパーソンを調査し、キャリア形成について詳細に分析した。その結果は次の通りだった。
・キャリアの80%以上は予期していなかった偶然の出来事によって形成されていること。
・その偶然を自分のキャリアに良い方向に導く考え方や行動力を持っていたこと。
・偶然の出来事をただ待つのではなく、意図的に生み出し機会を増やしていたこと。
漠然と偶然や運に任せるのではなく「望ましい方向になることを指向する考え方」を持つことで、幸運を引き寄せる確率が増えることを挙げている。さらにクランボルツは偶然の出来事をチャンスや好機に変える5つの要素があると述べている。
(1)好奇心:たえず新しいことに興味を持つこと
(2)持続性:努力を惜しまず続けること
(3)楽観性:実現可能だと思うポジティブシンキングの心構えでいること
(4)柔軟性:いつもオープンマインドの姿勢でいること
(5)冒険心:リスクを恐れず行動をしていく
参考:
その幸運は偶然ではないんです!― 夢の仕事をつかむ心の練習問題 ―
クランボルツ/レヴィン,A.S.【著】
16.20%の企業では退職金を支給しない
退職金は、当然出るものだと思っているのであれば、それは間違いです。退職金制度は、法律で決まっているわけではない。退職金を出さない会社もあります。厚生労働省の調査では、退職金制度のある企業は80.5%となっています。つまり、20%の企業では退職金を支給しない。
【従業員数ごとの退職金支給率】厚生労働省「平成30年就労条件総合調査」
従業員の数 | 退職金がでる企業の割合 |
---|---|
1,000人以上 | 92.3% |
300~999人 | 91.8% |
100~299人 | 84.9% |
30~99人 | 77.6% |
退職金の平均額(勤続35年以上で退職一時金のみの場合)
大卒・大学院卒:1897万円
高卒(管理・事務・技術職):1497万円
高卒(現場職):1080万円
参考資料
厚生労働省『令和2年(2020年)賃金構造基本統計調査』で会社規模別平均年収
■ 大卒男性/従業員1000人以上企業
20~24歳 352.20万円
25~29歳 481.50万円
30~34歳 591.30万円
35~39歳 704.60万円
40~49歳 784.30万円
45~49歳 867.50万円
50~54歳 976.30万円
55~59歳 943.30万円
60~64歳 610.70万円
65~69歳 509.90万円
70歳~ 569.60万円
■ 大卒男性/従業員100~999人以上企業
20~24歳 326.50万円
25~29歳 427.80万円
30~34歳 506.20万円
35~39歳 583.40万円
40~49歳 669.60万円
45~49歳 728.30万円
50~54歳 821.90万円
55~59歳 813.30万円
60~64歳 578.40万円
65~69歳 517.70万円
70歳~ 532.50万円
■ 大卒男性/従業員10~99人以上企業
20~24歳 295.50万円
25~29歳 370.00万円
30~34歳 433.10万円
35~39歳 489.60万円
40~49歳 543.00万円
45~49歳 614.90万円
50~54歳 649.20万円
55~59歳 639.40万円
60~64歳 509.00万円
65~69歳 454.30万円
70歳~ 417.10万円
東京商工リサーチの調査によると2020年に倒産した企業の平均寿命は23.3年。
✅ 製造業 33.4年
✅ 卸売業 27.4年
✅ 運輸業 26.2年
✅ サービス業他 18.0年
✅ 情報通信業 14.9年
✅ 金融・保険業 22.0年
出典:https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20210203_01.html
参考)【仕事辞めたい】新卒1年目で会社を辞めたらどうなる
まとめ ~人生失敗、手遅れとならないために~
25歳は人生のターニングポイント。このとき何を考えるのか、そのことが将来を決めてしまう。25~29歳は人生でもっとも大切な時期です。ここで経験したことが、将来につながります。ここをのがすとやり直しがきかなくなります。年収を最優先に考えるなら大企業です。生涯賃金が1億円以上違ってきます。1万社ありますのでチャレンジしてダメなら、そのとき考え直しても遅くはありません。何もせずに30歳になってからでは手遅れです。そのとき人生の失敗に気づいても、過去には戻れません。20代で失敗してもいくらでも挽回できます。失敗を恐れずにチャレンジしてみる。人生失敗とならないためにも、挑戦することは大事です。
時代の流れが早い。半年先のことですら、どうなっているのかハッキリわからない時代です。考え込んで将来の心配ばかりしていても何も変わりません。行動第一でまず動く。求められる能力は、キャリア構築力です。行動することでしか人生を変えることができない。手遅れにならないためにも、いま動くこと。圧倒的な行動量が、素晴らしい人生を築けます。未来の可能性を広げるチャンスは、いくらでもあります。それをつかむかどうかは、あなた次第です。30歳を過ぎてから「人生失敗した、もう手遅れだ」と知った瞬間の絶望感ははかりしれない。精神的ショックが大きく、立ち直れない。すでに、多くの人が45歳でリストラされ、人生が転落してしまっています。45歳定年が現実味を帯びています。
自分のキャリアは、自分で責任を持つ時代へ変わっていきます。会社が、定年まであなたの雇用を守ってはくれない。何も保証はしてくれない。日本型雇用システムは、完全に崩壊している。この事実をしっかり受け止めること。失敗した人生とならないために、今すべきことをしていくこと。それが20代のキャリア設計です。もっとも転職に有利なのが、25~29歳です。人生の9割は、この時期にしていたことで決まってしまいます。
また、ブラック企業で働き続けると、肉体的にも精神的にも消耗し人生が終わってしまいます。気づいたときには手遅れだった、となりかねません。20代は人生の中で、もっとも貴重な時間です。この時間をムダにしないこと。
人生失敗、手遅れにならないためにすべきこと
・夢を見るのではなく市場を見る。市場のニーズを把握する。
・行動量を多くする。その分可能性が広がり年収の差として現れてくる。
・つまらない仕事でも率先してやる。圧倒的な実績が信頼をつくる。
<給料を上げるための法則>
1.誰でもできる仕事に労力と時間を使わない
2.自分の資産にならない仕事はしない
3.時代の変化に適応するチカラを身につける
4.目の前の仕事を見ない市場を見る
5.成功者の考え方を学ぶ