コロナ騒動でわかった仕事選び

 
今回のコロナ騒動で感じたこと、それはWEB系IT系は仕事がなくならない。コロナに強い職種だ、ということ。多くの人が収入が激減し、人によっては失業してしまい生活が一変した人もいる。住宅ローンの支払いに困り果て深刻な事態になったケースもある。これに比べてWEB系IT系は安定的に仕事がある。それどころかコロナの影響で仕事が増えたところもあるくらい恵まれている。

 

長期間ローンを組む恐ろしさ

子どもの教育費や住宅ローンなどどうしても必要なお金はある。最低限必要な収入が得られる仕事に就かないと生活が困窮してしまう。それだけに仕事選びは慎重にしなければいけない。

住宅ローンを30年ローンや35年ローンで組んで長い期間毎月支払い続けることに恐怖を感じる。これはとても恐ろしいことです。こんなに長い期間安定的に収入を得られる職種がどのくらいあるのか疑問を感じます。平成元年と平成30年の時価総額ランキングを見てください。現在の銀行の経営状態はかなり深刻です。日本興業銀行、富士銀行、第一勧業銀行、三和銀行など今は吸収合併され名称すらない状態です。

現在は日本企業の姿は消えGAFAと呼ばれるアメリカのIT系企業がトップを占めている。時代の変化は厳しい現実を日本にもたらしている。

 

出典:https://diamond.jp/articles/-/177641?page=2

 

 

仕事は経済の動きと連動している

仕事は実体経済と連動している、ということを理解しないといけない。しかも世界経済を考えないで日本経済が動いているわけではない。つまりグローバルな動きが重要となって来る。インバウンド需要はその最たる例です。

また景気循環も起きます。景気がいいときもあれば悪いときもあります。これは経済の自然な法則です。景気が悪くなれば当然収入は減ります。失業する恐れもあります。過去の例から見ると10年周期で経済危機が起きてます。経済はとても不安定です。このことを前提に仕事選びを考えることがとても大切です。

 

 

コロナがもたらした影響
  • 人と人との直接的なつながりを絶つ
  • 人の移動を制限させる
  • グローバル経済を寸断させる

 

今までの経済活動の基本的な動きを人類が自らの手で止めてしまっている。しかもこれが世界規模で同時期に起きている。1000万人の都市を完全封鎖するなど想像もつかない。1000万人の都市といえば東京に匹敵する大都市である。これを丸ごと封鎖してしまう。特質的な事態となった。これを想定して仕事を選ぶことはまず不可能だ。確かにパンデミックは以前から話題になっていた。2002年にアジアを中心に猛威をふるったSARS(サーズ)のとき世界的な危機が騒がれた。だがウイルスが与える脅威を甘く見ていた。そのことが今回露呈した。

 

 

コロナで雇用が増えた業種

在宅勤務によるリモートワークの導入やネット通販の利用者の増加などの影響を受け雇用の増加をもたらした。

「情報通信業」・・・・・20万人増
「運輸業・郵便業」・・・15万人増
「医療、福祉」・・・・・15万人増

 

一方、外出自粛や旅行中止の影響を受け旅行業は壊滅的な状況で売上の大幅な落ち込みを示している。

「国内旅行」・・・63.7%減
「海外旅行」・・・84.7%減
「外国人旅行」・・・71.4%減

 

 

まとめ

 

コロナであってもインターネット関連の仕事は影響を受けにくい業種だと言える。自粛解除で経済活動が再開され元のような生活が戻ることを期待している。だが安心はできない。第2波がくることだ。南半球で新型コロナウイルスが猛威をふるっている。今年の冬、再びコロナが日本を襲う可能性がある。スペイン風邪の第2波は変異により重症化した。コロナの第2波も変異することは十分考えられる。ということは今以上に深刻な事態に陥ることを想定しておく必要がある。

生活が厳しい状態で第2波が年内に来れば、さらに多くの人にダメージを与えてしまう。この冬、残念ながらワクチンの完成には及ばないようだ。楽観シナリオでは来年の冬、完成。といっても全国民に行き渡る供給量は望めない。

今年の夏のボーナス、冬のボーナスは影響が出る。特に冬のボーナスは影響が大きいようだ。こうした状況を考慮すると収入が増える見込みはかなり低いと思った方がいい。コロナの影響を受けない職種に転職するか、副業で別収入を確保するか、あらためて考え直すことが必要になってくる。