日本人のマジメさではない理由、新型コロナ 人口10万人当たりの死亡者

 

新型コロナ 人口10万人当たりの死亡者

WHOは日本を高く評価し首相は「日本モデル」を強調していた。下記のデータを見ると日本と欧米の衛生観念の違いによるものだとは考えにくい。なぜここまで大きな違いがでるのか、今後の研究を待たなければならないが日本だけが特別ではないことはよくわかる。

 

新型コロナ 人口10万人当たりの死亡者
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ベルギー   78.96
スペイン   58.75
イタリア   52.20
イギリス   50.46
アメリカ   26.61
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フィリピン  0.77
日本   0.56
韓国   0.51
中国   0.32

 

 

出典:https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14724

 

 

生命の危機と経済の危機

生命の危機と経済の危機をどう考えなければいけないのか、ここが一番気になるところ。経済活動を止めたことによる損出は大きい。今後もこのようなことが起きるたびに経済を止められると生活ができなくなる。とても困ったことになる。3密を避けるようにと言われているが、満員電車通勤による感染者が爆増してもよさそうだが感染源になっていないのは不思議なことだ。

 

リモートワークは緊急避難的な仕事の仕方であったが、見方を変えれば働き方改革である。強制的に働き方を変えた。ある意味テストトライアル的にやってみた感じです。ここで出された問題はその会社の業務改善に大いに役立つ話だと見ることができる。これを一時的なことで片づけてはいけない。しっかりと検証し作業効率を見直すことをする必要がある。

 

日本人はマジメできっちりしているので、業績につながらない意味のない仕事でも会社の規則だからと言ってやり遂げ続けてきた。その規則は昭和の時代につくられた規則なのではないだろうか。もしそうであるならば、これを機に見直すことが必要だ。規則そのものが時代にあっていないのであれば、変えることをしなければいけない。長年の慣習で決まったことは変えるのが難しい。

 

会社には企業風土とか組織文化といったもが存在する。これがその会社の行動規範になっている。これを変えることが必要。それでは、どのようにして望ましい組織文化をつくりあげていけばいいのか。

著書「エクセレント・カンパニー」(トム・ピーターズ ロバート・ウォーターマン著)によると世界の超一流企業に共通の特徴があるという。それは以下の8つの条件であると述べられている。

 

  1.  行動の重視
  2.  顧客に密着する
  3.  自主性と企業家精神
  4.  “ひと”を通じての生産性向上
  5.  価値観に基づく実践
  6.  基軸から離れない
  7.  単純な組織、小さな本社
  8.  厳しさと緩やかさの両面を同時に持つ

 

 

まとめ

 

新型コロナ 人口10万人当たりの死亡者は日本は0.56と欧米と大差がある。これはアジア共通のことであるようだ。コロナの影響は欧米に比べてアジアは深刻な事態には陥らない。このことは欧米と同じような対応策をしなくても問題とならないレベルなのではないだろうか。つまり経済活動を止めるほどであったのか疑問を感じるところです。自粛による企業の業績の落ち込みは著しく、日本経済の回復にはしばらくかかる見通しだ。これを機に業務改革が進めば生産性が向上し働く側にその恩恵を受けることができる。元に戻すことだけは避けたい。それには企業風土や組織文化といったことを大胆に変える必要がある。