コア アップデートとコンテンツの再評価

 

「Googleがコア アップデートするたびに検索順位が変動して困っている」
「検索順位が下がったときの対策方法を知りたい」
 

このような悩みにお答えします。

 
Googleはアルゴリズムの内容を一切公開していないため、具体的にどのようにされたのかわかりませんが、コンテンツの再評価について参考になる内容を示しています。そのことから推測できることをしていくと具体的な対策が見えてきます。

 
 
 

コア アップデートとコンテンツの再評価

 

コア アップデート後、掲載順位が下がった場合、そのページに修正すべき問題があるとは限らない。この点は注意が必要です。SEO対策をする上で、もっとも重要なことはコンテンツです。

 

Googleは、近年コンテンツの質を重視する姿勢を見せています。何十億ものWebサイトがあるなかで、より質の高いWebサイトを上位に表示させたいと思うのは当然なことだと思います。検索するユーザーは、検索目的に応じて質の高いコンテンツを求めています。質が低ければ見なくなってしまいます。

 

Googleは公式ブログで次のように述べています。

「そのような場合は、できるだけ優れたコンテンツの提供に集中することをおすすめします」

今後、さらに質への評価が求められる時代となっていくことでしょう。

 

 
出典:https://webmaster-ja.googleblog.com/2019/10/core-updates.html
 
 

 
質への評価について

評価されるコンテンツは次の3つです。

・テキスト
・動画
・画像
 

昨年からのGoogleの動向を見ていると、特に動画に対する評価が重要な位置づけになってきている。昨年のYouTubeの収益が爆増しています。Googleも営利を目的にしている企業なので、当然収益が上げたいと考えます。そうなるとYouTubeの広告収入を昨年以上に増やしたいと考えています。

Google検索をするとYouTube動画への誘導をうながす検索結果を表示させています。これはYouTube動画を多くの人に視聴してもらいねらいがあります。したがって、動画の質がSEO対策上重要になってくると考えるのは、すごく当然な流れです。
 

したがって、今後はGoogle検索でナンバー1、YouTubeでもナンバー1を獲得できるコンテンツが求められることとなっていく。
 

 

コンテンツの品質を自己評価する方法

 

コンテンツの品質について、自己評価する方法を検討してみる。Google は以下のようなアドバイスをしています。これらの質問について丁寧にこたえていくことが、ランキングを改善していくコツになります。

 

コンテンツと品質に関する質問
・コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供しているか?
・コンテンツは、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を十分に提供しているか?
・コンテンツは、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
・コンテンツが他の情報源から得られたものである場合、単なるコピーや書き換えでなく、付加価値とオリジナリティを十分に提供しているか?
・見出しやページタイトルは、内容を説明する有用なものになっているか?
・見出しやページタイトルは、コンテンツを誇張したり、読者に強いショックや不快感を与えたりするものでないか?
・ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
・コンテンツは、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか?

 

専門性に関する質問
・コンテンツは、明確な情報源、関係する専門知識の証明、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(著者ページへのリンクやサイトの概要ページなど)など、掲載されている情報が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供しているか?
・コンテンツを制作しているサイトを調査した場合、そのトピックに関する権威者としてそのサイトが信頼されている、または広く認識されているという印象を受けるか?
・コンテンツは、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか?
・コンテンツに明らかな誤情報がないか?
・お金や人生を左右するような問題について、このコンテンツを安心して信頼できるか?

 

コンテンツの提示方法や制作に関する質問
・コンテンツに誤字やスタイルに関する問題がないか?
・コンテンツは適切に制作されているか?急いで制作されたような印象を与えていないか?
・コンテンツが大量生産されていたり、多数のクリエイターへの外部委託によって制作されていたり、大規模なサイト ネットワークに散在しており、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していないか?
・コンテンツに、主要なコンテンツを妨害したり注意をそらしたりするほどの大量の広告が掲載されていないか?
・コンテンツは、モバイル デバイスでも適切に表示されるか?

 

比較に関する質問
・検索結果の他のページと比較した場合、コンテンツは十分な価値を提供しているか?
・コンテンツは、サイトの訪問者が本当に求めるものを提供しているように思えるか?あるいは、検索エンジンで上位に表示するためだけを狙って作成されたように思えるか?

出典:https://webmaster-ja.googleblog.com/2019/10/core-updates.html
 

 

 
Google アルゴリズム アップデート
 
アップデート後、順位がダウンしたからと言って安易にコードを書き直さないようにしましょう。以下の内容をチェックし、品質を上げる努力をしていきましょう。Googleによると、十分な量の高い品質のメインコンテンツに対して評価しています。アップデートの目的は、いかにして高い品質のコンテンツを上位表示させるか、ここにあります。

 
▼チェックポイント
・ユーザーエクスペリエンス
・モバイルファースト
・オリジナルコンテンツ
・強調スニペット
・E-A-T
・動画コンテンツ
・イメージ画像の最適化
・キーワード/関連ワードの分析
・内部&外部リンク
 

 


 
参考)検索品質評価ガイドライン
https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf
 

 

 

 

まとめ

 

これらの4項目について検討を重ねていくと、具体的な対策がわかってきます。原因さえわかればコンテンツの見直しもスムーズに行きます。的外れな修正をしたのでは労力と時間のムダになります。効率的な見直しをするためにも、これらの質問を理解していきましょう。
 

● コンテンツと品質に関する質問
● 専門性に関する質問
● コンテンツの提示方法や制作に関する質問
● 比較に関する質問

 
 
 
コア アップデート後、掲載順位が下がったとしてもそのページになんらかの問題があるとは限らない。Googleはコンテンツの質をすすめている。これは、より質の高いWebサイトを上位に表示させることで検索ユーザーの期待に応えたいねらいがあるからです。コンテンツの質が低ければユーザーはGoogle検索しなくなってしまうからです。
 

そして、動画に対する評価も重要になってきています。GoogleはYouTubeへの導線を確保しようと、検索結果にYouTube動画を表示させるようにしています。これはYouTube動画をより多くの人に視聴してもらい広告収入を昨年以上に増やしたいからです。
 

したがって、今後はGoogle検索とYouTubeで上位表示できるSEO対策が求められていく時代になっていく。