リモートワークを定着させるキーマンは中間管理職

東京都内リモートワーク導入率

東京都内の企業のリモートワーク導入率(都の調査)
3月時点で24%だった導入率は4月は63%まで上がった。

規模別に見ると
大企業 45% → 80%
中小企業 25% → 71%
小規模企業 19% → 54%

 

 

東京都への流入人口

今まで東京都へどのくらい人が流入しているのか見てみると

東京都への流入人口は 2,906,056人

うち神奈川県から 1,068,505人
うち埼玉県から 936,100人
うち千葉県から 716,881人

 

出典:東京都 https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/03/20/12.html

 

この人たちが通勤ラッシュの朝の時間帯7時半~9時に集中するわけだから、電車の混雑も理解できる。今後、導入率がさらに進み定着すれば業務の大転換が行われることとなる。

それには、意識改革が必要になって来る。コロナ騒動でリモートワークが進んでいるが、コロナ収束後元に戻ってしまったら同じ日常がまた来てしまう。そうならないためにも業務の見直しをし、今のうちに定着させておく必要がある。

 

 

今回のキーマンは実は中間管理職

リモートワークでは個人の仕事が明確になるため権限もはっきりしてくる。それによって担当者に可能な限り権限移譲することはできる。これで中間管理職の負担も減る。結果さえ出してくれればいいので、あとは担当者に任せる姿勢を持つことは必要です。負担が減った分は中間管理職は業績を上げるための戦略を考えることに専念できる。経営層とうまくバランスをとっていく。今回のリモートワークのキーマンは実は中間管理職なんです。ここの役割が大きい。

 

担当者の役割や仕事の進め方ばかり強調されているが、会社全体と担当者とのバランスをうまっくとっていく役割を担っているのが中間管理職なのです。個人の成果を会社の業績に結びつける仕組みを生み出せるかにかかっている。これができなければ、コロナ収束後また元に戻ってしまう。

 

今一番ビクビクしているのが中間管理職です。何の準備もなく、なし崩し的にリモートワークを始めさせられチーム業績を問われても困るのが中間管理職です。今まだ導入にかかる混乱で話が済んでいたが、これからはそうはいかなくなる。会社の業績が悪化している今だからこそ、中間管理職の力量が試されてくる。

 

 

まとめ

 

今回のリモートワークのキーマンは実は中間管理職。コロナ騒動で見えなくなってしまっているが、ここの役割がすっぽり抜けている。議論されていない。リモートワークによって担当者の成果物ばかり注目されているが、その成果を会社の業績に結びつける役割を担っているのが中間管理職です。業績が上げられなければ部下はリストラされるかもしれない。とても重い役割です。部下とのリモート・コミュニケーションの重要性がますます必要になってくる。