経済環境に適応しないと会社は生き残っていけない、その方法を解説
「何でいまだにFAX使っているんだ」
「業務連絡LINE禁止って、どうしてなの」
「捺印して書類を郵便で届けてくれ、メールじゃダメなの」
仕事をしていると、このような悩みを持たれた方がいるかもしれませんね。
昔の慣習がいまだに残っているいい例です。
POINT
◆ 長期間同じことを続けると変われなくなってしまう。
◆ 人は安定を求め、失敗を恐れる。
◆ リスクのないビジネスは存在しない。
環境適応しないと生きていけない
僕らは経済環境に適応しないと生きていけない宿命です。このことをまず最初に理解しないといけない。周囲の環境が変わればそれに合わせて僕らも変わらなければいけない。そうしなければ時代から取り残され、最終的には仕事を失っていくことになる。
コロナでハッキリしてこと、昭和につくられたビジネスの仕組みが今の時代に合っていなかったことがわかった。これに気づいた。あまりにもムダな作業をズーとしていた。そのこと生産性が低下し給料が上がらない状態をつくっていた。さらに、恐ろしいことに社内失業者を生んでしまう。会社に来ても仕事がない。2011年の内閣府調査によれば、全国の労働者の8.5%、465万人が社内失業者がいるという。2025年には500万人まで増えるという試算をしている。
長期間同じことを続ける恐ろしさ
会社には利益を上げる仕組みができている。この仕組みを変えるのはとても大変なことです。利益を出しているので、これをわざわざ変えようとはしないのが人間です。しかし時代が変わっていくと次第にその仕組みがうまくいかなくなっていく。そこで大胆な改革をすればいいのですが、それはできないのが会社です。そしていつしか生産性が低い会社になっていく。
人は安定を求めてしまう。昭和の時代につくられた会社の仕組みが、そのときは上手くいっていた。そのときの成功体験がいまだに引きづっている。変えられないのです。その結果、昭和の考え方が働く側に無意味な苦痛を与えてしまっている。皆さんが普段感じていることは正しいことです。おかしいなと思いつつも会社の方針だとか、会社の規則だ、ルールだとかで縛られてしまっている。
問題解決に向けて
この問題を解決するために何をしなければいけないのか。
1.情報収集
情報収集をする。最新情報を集めてみること。インターネットで簡単に情報収集ができます。日頃からアンテナを張ってさまざまな情報に触れるようにする。すると時代が変わったことに気づきます。気づくことがポイントです。恐ろしいことですが、いまだに昭和の時代と同じ感覚でいる人がいます。この人たちに気づいてもらうことが大切です。
2.行動重視
言葉で話すより行動で示した方が、はるかに説得力がある。理解が得られる。普段から動くことで周りの目が違ってきます。失敗してもいいので行動重視で動く。変われない原因のひとつは失敗です。リスクを恐れて行動できないのです。
失敗すると怒る人がいます。怒られると人は委縮してしまい誰もチャレンジしなくなる。怒られないように無難なことしかしない。こうなると現状維持となってしまう。新しいことをするわけですから失敗は起きます。リスクのないビジネスは存在しない。すべてのことにはリスクがあります。
3.ひとり提案委員会のすすめ
自社に取り入れられそうなことを提案してみる。一度ダメでも大切なことは何度でも発言していくこと。そのうち理解が得られます。すぐには理解が得られないので根気よく続けていくこと。実際にやってみて便利なことがわかれば理解が得られます。僕は「ひとり提案委員会」と心のなかで密かに決めています。公言する必要はない、自分自身に言い聞かせるようなもの。一人で提案し、一人で決め、一人で実行する委員会。
まとめ
環境変化に適応できなければ生き残っていけない。環境変化は誰にも止めることのできないことなので、それを受け入れること。そして過去の成功体験を捨て新しいことにチャレンジしていく。それには、情報収集し常に新しい情報に触れ行動重視で動くこと。