リモートワークは定着するか、世界のどこでいても仕事ができる日は来るのか

 

POINT

◆ コロナを機に在宅勤務は定着するのか

◆ 在宅勤務の求人件数はどのくらいあるのか

◆ アメリカの事例ではどうか

 

 

#1.コロナを機に在宅勤務は定着するのか

「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語「ワーケーション」に注目を集めているが、はたして出社せずにリゾート地や地方で休暇を楽しみながら仕事をすることはできるのだろうか。休日には観光スポット巡りや浜辺でのんびり海水浴を楽しんだりと、こんな夢のような働き方が実現できる日が来るなら、ストレスもなく毎日幸せなワークライフをエンジョイできる。
 
ビックローブの調査によると、新型コロナウイルスの流行で在宅勤務などのリモートワーク「定着するとか思うか」というアンケートに8割強が定着すると回答している。
 
 

出典:https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2005/08/news028.html

 

 

#2.在宅勤務の求人件数はどのくらいあるのか

東京都の在宅勤務の求人がどのくらいあるのか、indeedで検索してみた。

勤務地:東京都

キーワード:在宅勤務

求人検索結果 17,817件

 

 

求人情報の内容を見てみると、一部在宅勤務ができるが完全ではないようです。週に数日あるいは重要なことがあったときなど出勤が必要であるようです。フルリモートは難しい面が多々ある。会社に出勤をしながら部分的に在宅勤務が可能な感じです。どこにいても仕事ができるようになるにはハードルが高いのが現状です。
 

 

#3.アメリカの事例

リモートワークが定着すればリゾート地でのんびりと仕事をすることもできる。新しい働き方として期待が大きい。アメリカのリモートワークを中心にした求人サイトを運営しているFlexJobsによると、地理的条件を必須にしている求人が95%であり地理的制約がない求人はわずか5%※1。リモートワークの求人は増えてはいるものの、世界のどこにいても仕事ができるようになるには、まだまだ先のことのようです。
 
 

1. California: 6%
2. Texas: 5.2%
3. New York: 4.5%
4. Florida: 6.2%
5. Illinois: 5.1%
6. Virginia: 5.6%
7. Pennsylvania: 5.1%
8. North Carolina: 6%
9. Georgia: 5.9%
10. Massachusetts: 5.3%
11. Washington: 6.5%
12. New Jersey: 4.7%
13. Colorado: 8.6%
14. Arizona: 6.8%
15. Minnesota: 6.1%
 
 

※1:https://www.prweb.com/releases/flexjobs_identifies_the_top_15_states_with_the_most_remote_jobs/prweb17205511.htm

 
 
 
在宅勤務を希望している人が多くいることから考えると、在宅勤務を導入していない企業は人材難に苦しめられることになる。在宅勤務が可能な会社で働きたい要望があるので自ずと在宅勤務可のところに人材が集中する。社内の整備が遅れているところは、人材も集まらないし業績も低迷することが容易に想像できる。
 

 
 

まとめ

 

会社に出勤しながら在宅勤務も一部取り入れながら仕事をしていくワークスタイルが、今後主流になっていく感じがします。リモートワークでは一度に伝わるコミュニケーションの情報量が減ってくる。そのため、フルリモートでは仕事内容が限定的で成果物が明確でないと難しい。意思疎通や打ち合わせ、信頼関係の形成など対面でないと難しいことは、やはりオフィスに来て行っていくことが効率的です。