仕事の成果が正しく評価されない理由

 

あなたの能力が、なぜ正しく評価されないのか。
こんなに頑張っているのに評価が低い。
 
と思ったことありませんか。
その原因を解説いたします。

 
 
 

 
【目次】
1.あなたの能力が正しく評価されない理由
2.能力と仕事が一致しない場合の対処法
3.仕事の成果が数値化できない
4.上司を見るのではなく市場を見る
 

 
 
 

1.あなたの能力が正しく評価されない理由

 

「一生懸命仕事をしているのに評価が低いなぁ」

「なんで俺よりあいつの方が評価が高いんだ」

「上司は俺のことをわかっていない」

 
 

会社員なら誰しも持っている感情です。
なぜ正しい評価ができないのか
 

それは
 
能力 - 仕事 - 評価

 
この連鎖が切断してしまっているからです。

 
 

能力と仕事が一致していれば、あなたの能力は100%発揮できます。しかし一致していなかったら、いくら能力があっても発揮することが出来ません。さらに、仕事の成果がすべて数値化できない。営業なら売上や利益といった目に見える数字があるから評価しやすい。しかし、すべての仕事が数値化できるものではありません。正しく評価されない理由はここにある。

 


 
 

2.能力と仕事が一致しない場合の対処法

 
移動願を出す。能力が発揮できる部署に配置転換してもらい、その部署で仕事をする。大企業ならいくらでも自分の能力に合った部署が見つかりますが、中小企業では限られた仕事しかないため、大企業のように配置転換で問題が解決できるとは限らない。この場合は、転職を含めて検討することが必要となってくる。
 
転職をする場合は、求人情報の応募要件を必ずチェックし、希望に合えば試しに応募してみる。転職先が決まってから、退職日を決めることをおススメします。退職してすぐに次の会社に就職できればいいが、そうなるとは限らない。収入がゼロの状態が長く続くと、精神的に負担が増してきます。気持ちが焦り、転職に失敗しては元も子もありません。
 
 

 

3.仕事の成果が数値化できない

 
自分が行った仕事が、どのくらい会社に貢献したのか数値化できない。すべての仕事が数値化できれば評価をするのは簡単ですが、仕事の成果が明確に数値化することが極めて困難です。また、会社組織は多くの人が関わっているので、自分自身の貢献度がどのくらいの割合なのか判断がつかない。

 

いくら明確な評価基準を設けたところで、恣意的な判断で評価が下されてしまうのはやむを得ない。まず最初に、このことを理解しなければいけない。とは言っても、上司の個人的な判断で評価が決まってしまうことに納得がいかない、頑張っているのに限界だ、と不満爆発寸前の人もいるかましれません。

 

実は給料には相場がある。あなたがもらっている給料は、どの業界に所属しているのかによって同じ仕事内容でも違ってきます。成長産業か、それとも衰退産業か、これによっても違ってきます。いくら仕事を頑張ってみたところで、会社には支払える限度があります。人件費にあてられる配分がある。人件費が膨らみすぎると会社の経営が成り立たなくなってしまうからです。
 
 

4.上司を見るのではなく市場を見る

 
あなたが評価されるためには、会社全体として利益が生まれるような仕事をしないと会社は適正な報酬を支払おうとは思わないのです。上司を見るのではなく市場を見ること。会社がどこへ向かおうとしているのか、どの分野で利益を生み出そうとしているのか、常に考える。そして会社の利益が最大化するような仕組みを構築する。
 
そのためにスキルを高めていき自己成長をしていくことが求められる。かりに評価が低くてもスキルがあれば転職して希望通りのポジションにつくこともできます。他社でも通用するスキルを日々磨いていくことが、いい結果を生み出すことになります。
 
市場を見てスキルを磨くことは、自分の財産になることを意味している。その会社でしか通用しないスキルは財産にならない。いつ倒産するか、あるいはリストラになるかのか、わからない状況で財産にならないスキルを身につけても稼ぐことができない。他社で通用するスキルや経験は今の時代とても重要となる。

 

 

 

まとめ

 

なぜ正しい評価が出来ないのか

能力 - 仕事 - 評価

この一連のつながりが切断してしまっているからです。
 
① 能力が発揮できない仕事。

② 仕事の成果が数値化できない。

 
評価基準は抽象的で具体性に欠ける、いくら明確な基準を作成しても数値化できないところは存在する。自ずと評価は恣意的になってしまう。あなたの仕事が評価されるためには、今担当している仕事の成果ではなく、会社全体として利益が生まれるような仕事の仕方をしていくこと。これが最も確実な方法です。