【解説】英語の挨拶は大きく分けて2通り「How~」「What~」

 

英語のあいさつは2通りある How ~ と What ~

英語のあいさつは大きく分けて2通りあります。
How are you? How are you doing? など “How” で始まる挨拶とWhat’s up? What’s happening?など “What” で始まる挨拶があります。同じ挨拶ですが返事の仕方がちょっと違います。意味を理解すると割と簡単。
 

● How ~(どのように):調子や気分を聞いている
● What ~(何を):最近の出来事について聞いている
 
 
 

HOW ~ 調子はどうですか?

 

Howで始まる挨拶には
 

How are you? (丁寧、無難。「お疲れ様」的なニュアンスがある)
How are you doing?
How’s it going? (相手との距離感が近い関係、気さくな感じ)
How’s everything?

 
 
Howは「調子はどう?」と聞かれているので返事は

Good. You?

Good. You? だけでは物足りない方は、How about you?をつけてもOK。

Good. How about you?

 
 
元気なときの返事
 
Great.(元気だよ)※口語ではgoodの強調として用いられる

Excellent.(最高だよ)

 
 
※良くない場合は
Not so good.( あまり良くないです)

 
※良くも悪くもない場合は
So so.(まあまあ)
 

注意)So so について
「まあまあ、なんだけど~~」でも、ちょっと話あるかなぁ~とか、実はちょっと悩みが~とか、みたいな感じのニュアンスがある。So so のあとに、何か話が続くような感じが含まれる。日本人が考える「普通」という場合は Good が無難です。
 
 

Good. You? のいいところは、どのHowでも返事として使える事。 相手の挨拶に正確に答えようとすると次のようになるので、ちょっと大変。その点、Good. You?  は便利ですね。
 
How are you?/ How’s everything?
返事 I’m good. You?
 
How are you doing?
返事 I’m doing good/well. You?
 
How’s it going?
返事 It’s going good/well. You?
 
 
 
「I’m fine thank you, and you?」の違和感

学校で習った「 I’m fine thank you, and you? 」は違和感があるので使わない。

特に、and you? は言わない。
これを言うのであれば How about you? がベスト。
 

レストランで何か勧められたとき

Would you like something to drink?(何かお飲み物はいかがですか?)
 
そのときの返事で
I’m fine. Thanks.(結構です。ありがとう)

というときに「I’m fine」を使うので、挨拶では違和感が出てしまう。
 
 

▼ fineの意味合い
fineには、最終のモノ(製品や完成品など)という意味合いがある。たとえば、製品の品質が、高くて申し分ないときにfineを使う。
例:fine quality(上質、良質)
 

出典:https://ejje.weblio.jp/content/fine
 
 
 
 

WHAT ~

 

Whatで始まる挨拶には
 
What’s up? (親しい友人関係のとき使う)
What’s happening?
What’s going on?
 
 

What の場合は「何を」と聞かれているので、返事は特に何もないよ(特に変わったことないよ)になります。
 
Not much.
Not too much.
Not a lot.
Nothing much.
 
これらの返事だけでは物足りない方は、What about you?をつけてもOK。
つけずにそのまま会話に入った方が、自然な会話になる。
 
Not much. What about you?
Not too much. What about you?
Not a lot. What about you?
Nothing much. What about you?
 
 

【番外】
若者同士のカジュアルな挨拶
Sup?/ Whazzup?
What’s up?を省略した形で日常的に若者の間で使われています。
挨拶というより相手を認識している意味が強い。