就活生のための優良企業に就職する方法

 
 
 

生涯年収が高い企業を探す

生涯年収が低い会社に入ってしまうと、頑張ってもあまり年収は増えません。もっともいい方法は、年収が高い企業に就職することです。 日本の企業382万社 のうち大企業は、わずか0.3%。 中小企業は99.7%となっています。(中小企業庁調査2017年) 1部上場約2,000社のうち 年収が高い企業は200~300社程度。これらの企業に就職することが、ベストな選択です。生涯年収では大企業と100人未満の小企業との差が1億円となっている。この差はとても大きい。

※参考:生涯年収、労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計 2020」のデータによる
 
 

 

 
▼ 生涯年収


 

出典:https://www.hokugin.co.jp/cs/increase_insurance/contents/003.html
 
 
 
非正規労働は悲惨、貧困と地獄が待っている

リーマンショックのとき多くの就活生が泣いた。就職先がなく止むを得ず非正規労働で働くことになった人たちの、その後が悲惨。コロナ騒動で、いま非正規労働者が真っ先に解雇された。再就職もままならず、貧困な生活をおくっている。一度、非正規労働で働いてしまうと、なかなか正社員になれない。したがって、ファーストキャリアは、絶対に正社員を選ぶ。ただし、自分のキャリアに役立つようなスキルが身につくのであれば、非正規でも問題ありません。しかし、一般的には、非正規は誰でもできるような単純労働が普通です。このような仕事は、避けた方が無難です。スキルがない状態で解雇されたら、どこの会社でも雇ってもらえなくなってしまいます。

 
 
マネージメント力がない中小零細企業

中小零細企業は、マネージメント力がかなり低い。赤字経営で、追加融資でなんとか生き延びているゾンビ企業が多い。このことを頭にいれておく必要があります。政府は、コロナ騒動を機にゾンビ企業を何とかしたいと思っているが、雇用を確保しているので、どうにもできない事情がある。ゾンビ企業を倒産させると、日本経済が崩壊しかねないところまで来ている。そのため、企業の新陳代謝できないでいる。また、ブラック企業が多いのも特徴です。労働基準監督署は、指導はするもののそれ以上は何もしない。労働基準法をまともに遵守していたら、会社経営はできないことを良く知っているからです。

 

中小零細企業の生存率は10年で1割程度、10年以上となると数パーセントとなる。100社中2~3社程度と極めて厳しい現実がある。中小零細企業こそ優れた経営能力が必要となるが、そういった経営者がいないのが現実です。定年まで働くことができない。上記の生涯年収は、定年まで1社で働いた場合の金額です。途中で転職してしまうと、もらえる金額は減ってしまいます。2~3社転職することを前提にした方が、いいかもしれません。

 

 

優良企業に就職する方法

 
◎ 有名大学、それも理工系卒あるいは理工系大学院卒
◎ 研究室紹介で企業に就職する
 

優良企業に就職するは、簡単ではありません。なぜならば、就活生のほとんどが、有名な大企業に就職したいと願っているため応募者が殺到します。自ずと競争倍率が高くなる。また、学歴フィルターがあります。どのような条件が必要となるのか、お話します。

 

有名大学、それも理工系卒が第一条件です。文系と理工系では、同じ大学ですが全く別物です。文系はまともに勉強しなくとも、単位は修得できる科目が多い。出席率は理工系と比べると全く違う。中には試験前にちょっと出席しただけ、あるいは友達のノートを借りるだけで単位がとれるくらい簡単な科目もある。その点、理工系は単位取得がかなり厳しい。ハングリー精神が養われる。ここ数年採用率が高くなっているのが、理工系大学院卒です。新卒者の40~50%大学院卒を採用するところがある。ぶっちゃけ伸びしろが全然違う。企業は、今よりも将来成長できる人材かどうかが気になる。理工系大学院卒の採用後の成長率が期待以上です。

 

おススメするのが研究室紹介です。所属する学部学科にこだわらず優良研究室に入ること。研究室は企業と結びつきがあります。優良研究室であれば、そこに優秀な学生が集まって来る。企業はここを狙っています。研究費を出す代わりに、優秀な人材を・・・という感じです。研究室紹介は、就職先を探すのにいい方法です。ここだけの話だが一括採用は考えないこと、裏ルート?を探すほうがいい。企業は、優秀な人材を確保できるなら一括採用にこだわらない。
 
いい会社に入りたいなら、推薦状をゲットしよう。
・大学推薦
・学部推薦
・学科推薦
・研究室推薦
・教授推薦
 
 
 

TOEICスコア 就職に有利

 
TOEICスコアがある人は、就職に有利になります。これからの時代は、グローバルで活躍できる人材を企業は求めています。もはや、国内だけでは収益を確保できない。海外も視野に入れた事業が必要不可欠です。また、人的資産としても価値も高く評価されます。
 

・向上心
・目標達成能力
・忍耐力
・グローバル感覚
 

このような素養が評価される。TOEICスコアは、職歴や大学名よりも人間性を見てもらえる。応募する企業や職種によって異なりますが、一般的には600点以上と言われています。20代のうちにTOEICスコアを獲得しておけば、高評価が得られます。

 

会社名
TOEICスコア
職種
ソフトバンク
730点
一般
出光興産
600点
一般
ニトリ
600点
一般
NTT東日本
700点
一般
アサヒビール
650点
一般
野村ホールディングス
860点
グローバル社員
住友不動産
800点
一般
三菱自動車
700点
事務職
パナソニック
860点
国際広報
大阪ガス
800点
交際会計
三菱電機
700点
営業
サンリオ
500点
海外営業
ブリジストン
700点
一般

 
 
 
実際に働いた「社員・元社員の声」による会社の情報がわかるサイト、OpenWorkがあります。1,000万件以上の会社の情報があります。
 
・平均年収
・有給休暇消化率
・残業時間(月間)
・社員or元社員によるクチコミ
など
 

 
 

 
 
 
 

まとめ

 

年収を増やす最もいい方法は、年収が高い企業に就職することです。中小零細企業に比べて生涯賃金が1億円以上違ってきます。とても大きな差です。優良企業に就職するは簡単ではありません。有名大学の理工系卒が最低限必要な条件です。できれば理工系大学院卒がいい。企業の期待を応えられる優秀な人材が多く、将来の伸びしろが大きい。これは企業がもっとも欲しい人材です。一括採用は考えないほうが、いい結果が得られることもある。企業は優秀な人材を確保できるなら一括採用にこだわっていない。