小さなお店の作り方、こんな方法があった80万円で雑貨店をオープンした話
「小さいお店を開きたい」
「起業したい、何から始めればいいのか」
「ビジネスが上手くいくコツが知りたい」
そんな悩みにお答えします。
80万円でお店をオープンした話から読み解く稼ぎ方。
<結論>
ビジネスが上手くいくためには「仕組み」が必要です
どのようなビジネスでも、ビジネスが成立する仕組み、ビジネスモデルがあります。まず最初に、これを考えます。何も考えずスタートすると、稼げない。
【目 次】 1.27歳女性が80万円で店舗をオープンする話 |
1.27歳女性が80万円で店舗をオープンする話
手元に80万円しかない
この女性は、ちょっとしたアクセサリーや小物を扱う小さな雑貨店を開きたいと思っていた。しかし、手元に80万円しかなかった。これでお店を出したい。出店場所をいろいろと探したところ、商店街から少し離れたところに、使われていない空き地を見つけた。地主さんと交渉して安く借りることができた。
驚きの発想で開店
場所を確保したので、次は店舗です。ただの空き地なので、建物を用意しなければいけない。そこで、この女性は考えました。中古のバスを買ってきて、それを店舗代わりに使おうと考えた。バスを買ったことによって、これで用意したすべてのお金を使い果してしまった。
すべてのお金を使い果たしてしまったので、これから必要となる商品の仕入れや店舗運営資金がない。そこで、また考えた。中古のバスは店舗代わりに使うので、走らなくていい。それならば、エンジンはいらない。エンジン関係の部品を取り外し、鉄くず屋さんに売って、それをお金に換えた。これを元手に、お店をオープンすることができた。オープンしたら「おもしろいお店がある」と近所で評判となって、またたく間に売上が倍々ゲームで増えた。お店が手狭になってしまった。
さて、次に何をしたのか。
次にしたことは、中古の船を買ってきた。これも、また店舗代わりにした。見事大当たりし、そうこうしているうちに、ビルが建ってしまった、そうです。
2.【解説】なぜ、このビジネスが成功したのか
ビジネスが成立する仕組み、ビジネスモデルをつくる
この話を聞いて、疑問に感じたことがある。街中に走っている、あのバス、売ってくれるものなんですか?あのバスは簡単に売ってくれません。この人は、バス会社に一件一件問い合わせをして交渉をしたのです。交渉は何度もありません。一度だけです。この人、交渉能力がある人なんです。よく考えてみてください。手元に80万円しかない、と言っているわけです。行き当たりばったりで進めていったら、すぐになくなってしまう。
この人の頭の中には、ビジネスが上手くいく仕組み、ビジネスモデルができあがっていて、ポイントをおさえて相手と交渉することができる人なのです。確かに、面白い発想です。中古のバスを店舗代わりに使ったり、エンジンを売ったり、、、でも、このことを思い浮かばなくても、別の何かを見つけてきて、このビジネスモデルに当てはめるだけ。これでうまくいってしまう。
すべてのビジネスには、ビジネスが成立する仕組みがあります。最初にこの仕組みを考えた上で、ビジネスをスタートします。ビジネスがスタートすると、お金が出てくばかりです。早く回収しなければ資金が底をついてしまう。そうならないためには、最初に仕組みを考えることが、いかに重要なことなのか考えさせられる話です。
・収益が上げられる仕組みを考える。
・お金がかからないスモールビジネスでスタートする。
・相手との交渉は1回のみ。
3.思い込みをすてる
人は誰でも、自分が正しいと思っている。これが自分自身にしばりをかけている。しばりをかけることで、物事が一面的になり他が見えなくなってしまう。多面的に見ることで、ビジネスの成功する確率を上げることができる。これができない人は、すぐに壁にぶち当たってしまう。できるだけ多様な考え方を受け入れ、物事を多面的に考える。選択肢は、少ないより多い方がいい。そうすることで、将来の可能性を大きく広げてくれる。
10年以内に90%以上の企業が倒産する厳しい世界です。お店を開業しても生き残れるのは、ほんのわずかと思って間違いありません。思い込みは命とりになります。
開業してからの年数 | 企業生存率 |
1年後 | 40% |
5年後 | 15% |
10年後 | 6% |
20年後 | 0.3% |
30年後 | 0.02% |
まとめ
どのようなビジネスでも、ビジネスが成立するための仕組みがある。その仕組みを作らずに、ビジネスをはじめてもうまくいかない。ビジネスをスタートする前に、まず最初にビジネスモデルを考えることから始める。ビジネスモデルがしっかりしていれば、ほとんどの場合うまくいく。
思い込みは命とりになります。客観的に物事をみて分析することが大事です。自分の価値観だけを頼りに判断すると、間違える確率が高くなってしまう。根拠となるデータや事柄から正しい判断をくだすことで、成功する確率がグーンと上がる。いろいろなビジネスモデルを参考にするといいでしょう。