ビジネス系YouTuberの収益はどのくらい?
「YouTubeを始めたい、収益ってどのくらい?」
「どんなジャンルが稼げるの?」
「成功の秘訣が知りたい」
そんな疑問にお応えいたします。
収益化するためには次の要件をクリアしていること。
これが大前提です。
◎直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上
◎チャンネル登録者数が1,000人以上
【目次】
1.これは、あるYouTuberさんの昨年の収益です
2.YouTubeの成功の法則
3.YouTubeの収入は不安定、その対策
4.YouTubeアナリティクス、マーケティングデータとして活用
1.これは、あるYouTuberさんの昨年の収益です
事例)ビジネス系・教育系のYouTubeチャンネル 登録者3万人
2020年 | 再生回数 | 収益 | 投稿本数 |
8月 | 26万回 | 21万円 | 5本 |
9月 | 24万回 | 26万円 | 6本 |
10月 | 24万回 | 23万円 | 7本 |
11月 | 25万回 | 31万円 | 9本 |
ジャンルはビジネス系・教育系のYouTubeチャンネルです。主に副業や起業について、話している動画です。
・会社員とフリーランスの違い
・自分にあった副業の見つけ方
・副業で稼げない人の特徴
など
平均単価が高いのが特徴です。1再生当たり0.7円から1.0円くらいです。一般的に1再生当たり平均単価0.05円から0.1円と言われています。10万回再生されても、収益は5,000円から1万円程度です。それに比べると単価が圧倒的に高い。また、収益がそれほど減らないのが特徴です。お笑い系は毎年のように収益が減っている。なかには、全盛期の半分まで落ち込んでしまっているユーチューバーもいます。
UUUM(ウーム)に所属しているユーチューバーだと、1再生当たり0.26円から0.3円くらいです。やはりビジネス系・教育系は単価が高いですね。ジャンルの選択が、いかに重要なのかがわかります。
参考:フォロワー1000人で月収5000円「普通のYouTuber」の懐事情
事例)参考までに平凡な会社員OLのチャンネル 登録者2,000人
<投稿内容>
・一人暮らし会社員の休日の過ごし方
・10キロダイエット感じたこと
・スポーツジムで出会った人たち
2022年 | 再生回数 | 収益 | 投稿本数 |
3月 | ——回 | 11,017円 | 4本 |
4月 | ——回 | 14,017円 | 5本 |
5月 | ——回 | 14,328円 | 5本 |
6月 | ——回 | 15,660円 | 3本 |
7月 | ——回 | 14,678円 | 5本 |
YouTuberの収益
YouTuberの収益はチャンネル登録者ではなく、次の3つの要素で決まります。再生回数が多ければ、その分収益も増える仕組みです。
・再生回数
・広告単価
・広告視聴回数
①再生回数(チャンネル登録数 × 投稿本数 × レコメンド × 検索/関連動画の流入)
②広告単価(動画ジャンル×広告単価 × 動画評価など)
③広告視聴回数(継続視聴時間 × 広告本数)
実際にどのくらい稼いでいる
YouTuberとしての収益を得ている人の平均月収
「5000円未満」20.7%
「5000円~1万円未満」28.7%
「1万円~5万円未満」25.6%
「30万円以上」5.2%
※ファストマーケティングの調査(2022年2月調査)
広告単価が高いおすすめジャンル
・ビジネスの考え方やスキルなどを扱ったノウハウ系
・ライフワークスタイル系
・副業や起業のためのビジネス教育系
・経済や金融についての解説系
2.YouTubeの成功の法則
・やり続けること
・改善していくこと
この二つだけです。
自分自身、情熱を持って続けられるジャンルで、世の中の人が求めていること。この条件を満たしていれば、YouTubeで成功します。他のYouTubeを見て、いいところはマネをする。これがもっとも効率的です。YouTubeのアルゴリズムは常にアップデートされています。数週間前まではOKだったものが、今は効果がでなくなったといったことも起きます。再生回数を稼いでいるチャンネルを分析してみることが近道です。
トーク力(りょく)
伝えるチカラは必要です。そのためには知識が必要です。正しい知識を持ったうえで話すことで、説得力が得られます。ビジネス系や教育系は、この知識が絶対に必要です。視聴者は厳しい目で観ています。専門的な知識がない人の話は、内容が薄く質の悪い動画だと判断されてしまいます。
3.YouTubeの収入は不安定、その対策
・不明瞭な広告単価
・アルゴリズムアップデートによる収益減
・規約改定のリスク
多くの人は、YouTubeだけの収入では不安だし、しかもきつい。不明瞭な広告単価、いつ変わるかわからないアルゴリズムアップデート、また規約改定になるリスクもある。昨年起きたアルゴリズムの変更による収益減は、まだ記憶に新しい。なかには半減した人もいるくらい衝撃的でした。
このようなリスクを回避するために、最近はYouTubeを宣伝用として利用して、自分の商品を売っていく、あるいはプロデュースする、といったやり方をしている人が増えてきています。この方法だと、安定的に収入を得ることができる。チャンネル登録者1000人程度でも、月に数十万から数百万円稼げたりする人もいます。やり方次第で可能なようです。
YouTubeから導線を確保できる点はメリットです。意外にもユーザーはYouTubeを見た後、外部サイトを確認する確率が高い。YouTubeを観て、この人が好きだからこの人が紹介している商品を買おう、といった流れのようです。YouTubeの親しみやすさが視聴者ウケしている。できる限りパーソナリティが表現できる動画にする。人柄が出る動画は絶対にいい。
▼ YouTubeから導線確保
YouTube → ショッピングサイトへ
YouTube → ブログへ
YouTube儲けのからくり、再生報酬だけじゃない多様な収入源がある。
▼収益
・再生数に応じて支払われる報酬
・視聴者の課金
・企業とのタイアップ
など
出典:https://www.news-postseven.com/archives/20210827_1686834.html?DETAIL
4.YouTubeアナリティクス、マーケティングデータとして活用
YouTubeアナリティクスの解析データはとても良くできている。豊富な項目について詳細に分析している。これを活用しない手はない。今まで顧客データの収集が大変でした。詳細なデータを得るのが難しかった。しかし、YouTubeアナリティクスはさまざまな解析データを示してくれる。このデータをエクスポートできる点も大きなメリットだ。これをショッピングサイトの運営に役立てることができる。YouTubeから導線確保は意外なメリットをもたらす。
投稿した動画から、今ユーザーが何に興味あり何を求めているのか把握する手段として利用できる。また、「おすすめ動画」や「関連動画」として表示されれば、さらに精度の高いデータが取得できる。つまり、ユーザーの潜在ニーズの掘り起こしに役立つことができる。YouTubeの影響力は大きくなる一方です。YouTubeのアルゴリズムを理解して、上手く活用していく。
YouTubeアナリティクスの解析データ
▼概要
・総再生時間
・視聴回数
・チャンネル登録者数
・人気の動画ランキング
・リアルタイム統計
▼リーチ
・インプレッション数
・クリック率
・視聴回数
・ユニーク視聴者数
・トラフィック ソースの種類
・インプレッションと総再生時間の関係
・上位の外部ソース
・上位の YouTube 検索キーワード
▼エンゲージメント
・総再生時間
・平均視聴時間
・人気の動画
・終了画面で人気の動画
▼視聴者のデータ
・リピーターと新しい視聴者の数
・ユニーク視聴者数
・チャンネル登録者数
・視聴者が YouTube にアクセスしている時間帯
・視聴者が再生した他のチャンネル
・視聴者が再生した他の動画
・チャンネル登録者の総再生時間
・上位の地域
・字幕の利用が上位の言語
・年齢と性別
5.YouTubeと放送局の時間帯別利用率
YouTubeとNHK総合、民放4局系列の平日と土日それぞれ1時間ごとの平均利用率。
出典:https://toyokeizai.net/articles/-/450243?page=3
まとめ
YouTubeはジャンルによって、平均単価が大幅に違う。ジャンルを見誤ると収益が増えない。ビジネス系・教育系のジャンルは、平均単価が高いのでおススメです。YouTubeの収益は登録者数ではなく、再生回数です。いかにして多くの人に視聴してもらえるのか、これが決め手です。
YouTubeの成功の法則
・やり続けること
・改善していくこと
この二つを根気良くしていく。他のYouTubeを参考にして、いいところがあればマネをする。効率よく収益に結びつきます。
YouTubeだけでは収入が不安なので、YouTubeから導線確保する。
・YouTube → ショッピングサイトへ
・YouTube → ブログへ