Clubhouse がヒットした理由

 

なぜ音声SNS「Clubhouse」 がヒットしたのか、その理由を考えてみた。

 

<その理由>

◆ 招待制による希少価値
◆ 有名人が利用したことによる話題性
◆ 音声という手軽さ
◆ 臨場感が体感できる感覚
◆ ながら作業ができ。

 

ビジネスを成功させるためには次の5つの要因がある。

・希少性
・話題性
・利便性
・ユーザー体験
・現実性

 

 
売上を上げるためには希少価値を高める必要がある。需要に対して提供する量が少なければ、価格は上がる。経済の基本原則である。どこでも手に入る商品やサービスだと、当然価格は安くなってしまう。クラブハウスの場合は、招待制を行うことで供給量を抑え希少価値を高めた。

 
さらに、イーロンマスクやマークザッカーバーグなど有名人が使ったことによって、一挙に世間に知られるようになった。日本でも当初有名人がこぞって使っていた。有名人ばかり集まるルームは、人気を集めていた。有名人の話を聴きたいために大勢参加した。
 

音声だけで気軽に参加できるのはハードルが、グーンと低い。顔出ししたくない人にとっては、これほどいいサービスは他になかった。相手とライブ感覚で話ができたりするのは臨場感が増して、とても楽しい気分にさせられる。また、直接参加しない人でも、何かの作業をしながら会話を聴くのは忙しい人にとって最適である。なんとなく他人の話を盗み聞きしているような感覚が新しい。
 
 

<問題点>

お金を稼ごうとした場合は、単なる雑談や身内ネタでは稼げない。コンテンツの質を上げる必要がある。今後、課金システムが実装されるとコンテンツの質が問われてくる。人気のあるルームは話題になりすぐにリスナーを獲得できるが、内容が薄いルームは参加者も少なく一部の人だけでミニコミュニティーのような感じになると思う。ルームが乱立してくると生き残れるのは、わずか。