ニッチな分野で専門的なスキルを身につけると希少性が高くなる
POINT
● 需要がある
● 専門性が活かせる
● 実現可能性がある
01. 専門的なスキルは転職するとき重要
専門的なスキルがあれば、好待遇で転職ができる
20代でもっとも多いい悩みが転職のことです。理想と現実とのギャップが原因なのか、給料なのか、それとも人間関係なのか・・・人によってさまざまなことが原因になっている。転職する際、心掛けていた方がいいことがあります。それは専門性です。専門的なスキルがあれば、好待遇で問題なく転職ができます。誰でもできるようなことしか身についていないと、有利な条件で転職できません。条件に合わなければ、転職を繰り返すことになってしまう。
<転職の主な理由>
・仕事内容
・給料
・人間関係
02. 専門性を身につける
仕事をするうえで専門的なスキルは必要です。誰でもできる仕事は、賃金が低くなり年収が増える見込みがありません。専門的なスキルは誰でも簡単に身につかないので、希少価値が高まります。おススメするのが、専門性を2つ持つことです。ひとつだとその分野のスペシャリストがいます。この人に追いつくのは、かなり努力をしないといけません。しかし2つ持つことで、競争相手が少なくなり希少価値が高くなります。スキルを複数組み合わせて希少価値の高い人材になる方法は、努力次第で誰でも可能です。
誰でもできる仕事 ・・・ 希少性がない ・・・ 賃金が安い
専門性 ・・・・・・・・ 希少価値あり ・・・ 賃金が高い
ひとつの専門性を身につけるには約3~5年はかかります。2つだと6~10年はかかるとみた方がいいでしょう。なるべく関連性のあるものを2つ選ぶと効率的にスキルが身につきます。全く関連がないスキルは、それぞれ一から学ばなくてはならず労力がかかってしまいます。身の回りを見渡し関連性がある仕事をピックアップしましょう。関連性がある仕事は、仕事の幅が広がり選択肢が増えます。選択肢が増えることによって、希望する仕事につける可能性が増します。確率をいかにして上げていくことができるのか、ここを考えていきます。
▼関連のある2つの専門性
・簿記 + 税理士
・営業 + マーケティング
・WEB制作 + グラフィックデザイン
03. 顧客ユーザーを明確にする
誰を対象にしてビジネスをしていくのか、ここをしっかり決めなければ仕事の内容がブレてしまう。ブレた商品やサービスは、顧客の心に届かず満足が得られなくなってしまう。したがって、ユーザー像を明確にイメージすることは必要です。訴求効果のある商品やサービスを提供するためにも、ハッキリした顧客イメージを持つことが何よりも大切です。
男性なのか、女性なのか、
あるいは
若者なのか、シニアなのか
すると
男性+若者+・・・
男性+シニア+・・・
女性+若者+・・・
女性+シニア+・・・
このようにして、対象者をしぼリこんでいくとニッチな分野を見つけることができる。なるべく、小さな市場をねらっていくのがポイントです。小さくすることで、その分野でオンリーワンを勝ち取れる。
▼対象にしているユーザー像を明確にする
・どのようなライフスタイルを送っているのか
・どのような考え方を持っているユーザーなのか
・どのような悩みや問題を抱えているのか
・どのような願望を持っているか
▼4つのポイント
・ライフスタイル
・考え方
・悩み
・願望
04. 成長性を考える
次に考えることは成長性です。今の時代は環境変化が激しいので衰退産業を選んでしまうと収入が減ってしまいます。将来成長しそうな仕事のスキルを身につけていきます。将来のことは誰にもわかりませんが、より多く情報を得ることである程度未来が予測できます。場合によってはニッチな市場でトップレベルの専門家になれるかもしれません。情報収集はとても大切です。日頃からチェックしておきましょう。
市場を見るとき、なるべく小さな市場を見るようにする。需要があるけれど専門家が少ないというところをねらっていきます。うまく探し出せれば、割と簡単に市場価値を生み出せるかもしれません。
たとえばブランド品のカバンの修理・補修とか、人物大ぬいぐるみ企画製造、古い家電製品の修理とかは、市場にニーズがあるが専門家が少ない。そのためスキルを身につければ生活に困らないくらいの収入が得られます。どこに需要があるのか、みきわめが難しいのですが顧客目線で探すと見つかります。
ニッチな分野探し方
ニッチ市場をねらうためには、他者と競合しないためのポジションを探さなければいけない。同業者と同じポジションでは顧客を奪い合い不必要な労力と時間を割くことになる。そうならないためにも、ポジショニングは重要です。
▼ポジションの8つの要素
①金銭的な軸:安い、高い
②機能・性能の軸:簡単、便利
③感情的な軸:楽しい、爽快
④精神的な軸:豊か、自由
⑤見た目の軸:かっこいい、美しい
⑥社会的な軸:権威性、希少性
⑦時間的な軸:未来、早い
⑧品質の軸:高品質、魅力
市場を細分化していきます。ニーズや性質をより細かくすることで、ニッチな市場を探すことができます。可能な限り市場を小さくしていきます。そうすることによって、ライバルが少なくなり価格競争も起きにくくなります。
市場を細かく分解
↓
需要があるか
↓
希少性が高いか
↓
実現可能性はあるか
例:カバンなら
カバン
カバン>ブランド品
カバン>ブランド品>修理
カバン>ブランド品>修理>ファスナー
こんな感じで市場を細かく分解していきます。
検索ボリュームを調べてみると、カバンの修理に需要があることがわかります。その中でもブランド品の修理は需要が高く、高単価で仕事の依頼を受けることができます。ただし、修理の場合は専門的なスキルが必要です。ときには職人技のような能力を必要とします。このスキルを磨くことで希少性が高まります。
参考)女性スタッフだけの便利屋
家族や親しい友人にも相談することができずに、抱え込む悩み事や問題。それらに親身になって対応してくれる「女性スタッフだけの便利屋さん」が大人気。
まとめ
専門的なスキルを身につけることで転職が有利になる。おススメは2つの専門性を身につけること。特に関連性のある専門を2つ持っていると、将来困ることもなく収入も安定的に得られます。可能な限り情報収集をしてニッチな分野で専門性を身につけるといい結果が出ます。