高齢者の就業人口、70~74歳の就業率は30.2%

 

「僕らは何歳まで働けばいいのか」
「高齢者になっても仕事はあるのか」
 

そんな疑問について考えて見た。
 
 

70~74歳の就業率は30.2%

 
僕らは80歳まで働くの?

 
総務省統計局の高齢者の就業人口を見ると、70~74歳の就業率は30.2%となっている。こんなに働いているのかと思ってしまうくらい、高齢者の就業率が高いですね。このままだと僕らは、80歳まで働かないといけなくなるのかと想像してしまう。このことを踏まえて、どのような仕事をしていけばいいのか考えていきましょう。
 

出典:総務省統計局の「労働力調査」平成30年(2018年)

 

体力の衰えは避けられないことなので、高齢になると年齢的にムリが生じてしまう仕事はあります。体力を使う仕事以外で探した方がいいですね。高齢者の場合は、前職を活かした仕事がもっとも最適です。実は、失業率は若い世代に比べると低いんです。豊富な経験があるので、それに合わせて仕事を選べるのでメリットが大きい。デメリットは収入です。残念ながら低収入となってしまう。高収入が望めないので、高い給料が欲しい場合は若いときから準備をしないといけない。

 
 
ねらい目はIT系

IT系は、スキルさえあれば高齢者でも問題なく働くことができる職種なんです。ホント、と思うかもしれませんがホントです。人材不足もありますが、年齢に関係ないと言ってもいいくらいです。会社によっては若い人だけを採用している企業もありますが、従業員の年齢構成が高齢化し、今では高齢者も問題なく働いているのが現状です。

 

昔の言語でCOBOLがありますが、これを使ったシステムがまだ稼働しています。昔のシステムが更新されず使い続けている。高齢者でも高収入が期待できる言語です。若い人がこれからCOBOLで頑張るという人は、まずいないので採用される確率はかなり高いと言えるでしょう。

 

日本のシステムは一度稼働すると新しいシステムに更新されず、そのまま使い続ける傾向にある。ということは、今している仕事の多くは、将来に渡って稼働される確率が高いことを意味しています。つまり高齢になっても仕事はある、と言えます。JAVA、C、PHP・・・は残る可能性大。学習してもムダにはならない。PHPについて言えば、かなりのWEBサイトがPHPに依存しています。PHPはデータベースやサーバーとも連携しているので、これを一挙に置き換えるとは考えにくい。新規システムはなくなっても、一部のシステムは存続すると考えても問題はないと思います。かなり大胆な見方ですが、IT系って息の長いシステムなんです。

 

 

まとめ

 

高齢者の就業人口はきわめて高く、70~74歳の就業率は30.2%となっている。今後も増え続けると見た方がいい。日本政府は高齢者にも働いてもらう方針なので、このことを考慮して仕事選びを考えた方がベストだと思う。たとえばIT系は息の長いシステムなので、いま使われている言語が一挙になくなることはないので高齢になっても仕事はあると見て間違いない。