労働力として価値を高める3つの要因

 

「家計の支出は増えるのに給料が増えない」

「このまま安月給では将来が不安だ」

「仕事にやる気が起こらない」

 

会社員だといろいろな気持ちがわいてきます。特にコロナ禍で深刻な状態に陥っている人にとっては、収入が激減するのは一番困る問題です。
 
労働力として価値を高めるには何をすればいいのか、お応えします。
 

 

 
【目次】
01. 労働力という商品
02. 希少価値の高いスキルは時間と労力が必要
03. 副業の重要性
04. 労働力としての価値は行動力の差
 

 
 
 

01. 労働力という商品

 

皆さんは、働いてその対価として賃金をもらっています。つまり、労働力という商品を会社に売って、賃金をもらっているわけです。商品である以上、商品としての価値がなければ誰も買ってくれません。これは経済の大原則です。高い給料が欲しければ、価値を高めなければ高い給料はもらえません。それでは、どのようにして価値を高めていけばいいのか。労働力として価値を高めるためには、3つの要因があります。

 

労働力として価値を高める要因

① 技術的に優れていること
② 情報収集能力があること
③ 人的資産があること

 

 

1)技術的に優れていること
誰でもできる簡単な仕事しかできない人は、労働力としての価値は低い。自ずと賃金も低くなります。専門的なスキルを持ち技術レベルが高い人は、希少性があり労働力としての価値が高い。価値があれば高い給料をもらうことができます。それには価値の高い専門性を身につける必要があります。

 

職種別平均年収を見てください。

専門職と事務系の年収の差が歴然とあらわれています。その差は20代では175万円、30代では268万円です。専門的なスキルがなければ年収は低くなります。

 


 

出典:求人情報・転職サイトdoda(デューダ)https://doda.jp/guide/heikin/age/

 

 

2)情報収集能力があること
インターネットがここまで普及すると、情報収集能力がある人が価値が高くなる。人よりも早く的確に情報を得たものが、勝ち組になっていく。今までは本を読んだり人から話を聞いて情報を得ていたが、インターネットで簡単に入手できるようになった。これからは、情報弱者では生き残っていくのが難しい時代となった。

圧倒的な情報量を収集するチカラこそ必要になる。情報は、お金を稼ぐため必要なツールのようなものです。世の中の動きがわかるのと同時に、近い未来が予測できる。たぶん、こんな感じになるんだろうなぁ、と考えることができる。未来が予測できれば、それに合わせて事前に準備することができる。つまり、他の人より一歩先に出ることができる。先行者優位で稼げるわけです。

 

 

3)人的資産があること
人的資産はとても重要です。いくら技術革新が進んでも、それを取り扱っているのは人間です。人を抜きにして物事は成り立ちません。ビジネスをするためには、人が重要な要素です。人との関係を大切にできない人は、ビジネスで成功することはない。

すべての求人情報は、求人サイトなどで情報が得ることができる、と思ってはいけない。求人情報が表に出るのは、ほんの一部でしかありません。給料が高くて条件のいい仕事は表に出ない。身近な人から紹介されて仕事を得るケースが圧倒的に多い。そして、人を通じてあなたの価値が上がっていく。

したがって、誰とかかわるのか、誰と知り合いになるのか、とても重要な問題になってきます。周りに優秀な人が多くいれば、自ずと質の高い仕事が得られる可能性が大きくなります。自分の価値を高めるにはかかわる人から変えなければいけない。無情にもすでに日本は階級社会になっている。アンダークラスの人たちは努力をしなければ、その階級にとどまることになる。
 

 

参考:『新・日本の階級社会』(橋本 健二)
 

 

 

02. 希少価値の高いスキルは時間と労力が必要

労働力としての価値があれば、会社が倒産してもリストラになっても転職は可能です。大切なことは専門的な技術を磨くこと。僕の場合はWEB制作です。この仕事は専門的なスキルがないと出来ない仕事です。しかもスキルを身につけるためには膨大な量を学ばなければいけない。またインターネットの世界は常に新しい技術が次々出てきますので一度学んで終わりではない。バージョンアップしていかないといけない仕事です。簡単に身に着くスキルは、他の人に取って代わられてしまいます。希少価値が高いスキルは時間と労力を必要とします。他人が容易に取って代わられることはない。

 

どのような仕事をしたいのか早く決めること。専門的なスキルを身につけるには時間がかかります。早ければ早いほどいい。おススメは、デジタル人材とグローバル人材。この二つの能力はこれから必要になります。いま企業が最も欲しい人材です。この能力を高めることであなたの市場価値はグーンと高くなる。会社人間だと思うようにスキルが身につかないことはあります。会社には会社の都合があるので、個人の要望をいちいち聞いていられない事情がある。

 

 

03. 副業の重要性

そこで昨年から注目されるのが副業です。副業が認められている会社なら今がチャンスです。価値を高めるために副業を上手く利用する。アルバイトでもかまわないので試しにやってみる。仕事は実際にしてみないといいのか悪いのか、わからない。もしかすると自分に合っていないかもしれない。現実とのギャップがあります。いろいろと試してみて、これだと思った仕事に焦点をしぼりスキルを磨いていき価値を高めていきます。
副業ならもし失敗しても本業がありますので安心です。今までは副業禁止で他社で働くことができなかったので、興味がある仕事でも会社を退職して再就職というかたちでしか仕事に就くことができなかった。これはリスクがあり希望した仕事につけないケースがある。爆速でスキルが身につくのは、やはり実際に仕事をしてみること。これに尽きます。その意味で副業はとてもいい選択肢です。
 
 

 
パーソル総合研究所の調査によると

副業をしている時間:平均10.32時間/週

副業で得ている月収:平均6.82万円

 

 

 

行動することは、とてもいいことです。副業であれ何であれ動くことで結果が出てきます。経験は将来に役立つあなただけの財産です。かりに失敗しても学ぶべきことはある。知り合いも増えて人脈もできる。人脈は仕事をして得られるものです。何もしないで名刺交換だけでは人脈は得られない。大切な人的資産は一夜にして得られるものではない。コツコツと時間をかけて信頼を得て築くものです。
 

 

04. 労働力としての価値は行動力の差

30代で理想の仕事を獲得している人は、20代のときから行動しています。その結果、「スキル」「情報」「人的資産」を手に入れることができています。年収の差が出てくるのは、行動の差といってみても過言ではありません。 ほとんどの人は、ちょっと動いたくらいであきらめてしまいがちです。目に見える成果は、最低でも半年間はしないと現れません。小さなことの積み上げが、その後の人生に大きく影響を与えます。
 

 
<勝ち組の法則>

圧倒的に実績をつくる※

信頼される(人的資産が得られる)

価値ある仕事が得られる

スキルが身につく

給料も増える
 

※つまらない仕事でも率先してやる
20代ではいい仕事は得られません。実績がない20代に、いい仕事はまわさないのが普通です。ある程度の実績を積み上げることで、信頼が得られいい仕事がまわってきます。
 

 

 

まとめ

 

高い給料を欲しければ、労働力として価値を高めていく。
労働力として価値を高める要因は3つある。

 

1)技術的に優れていること
2)情報収集能力があること
3)人的資産があること

 

この3つを上手く使って労働力として市場価値を高めていく。おススメはデジタル人材とグローバル人材のスキルです。間違いなく、これから必要になって来る。まずは副業でトライしてみる。行動することが第一です。