キャッチコピーの作り方、要素とキーワードからイメージする

 

キャッチコピーをどのように作っていくのか、頭を悩ませた方はいませんか。いい言葉が見つからず考え込んでしまう。結局2、3個考えただけで思い浮かずボツ。なんてことありませんでしたか。そこで僕の経験からお話をします。

 

結婚式場のキャッチコピーを考えてみましょう。ここで大切なのが新郎新婦が何を基準に結婚式場を選ぶのか考えなければいけない。それは「場所」「演出」「金額」の3つです。この3要素で会場を選びます。そして結婚式場側からの要望や会場の立地や演出の実績などの情報を得て、最も効果が得られそうな要素は何か絞り込みます。実は結婚式の場合は金額の差別化は難しいのが現状です。安くすることはできますが、その分質が下がってしまうことが起きます。なぜならば、出入り業者が決まっており必要以上に下がられないからです。また複数の業者に対して合い見積もりを取ることができない、といった事情があります。

そこで「場所」「演出」の二つの要素で考えることになります。

一部抜粋して提案事例を見ると

 

【場所】

1.青い海を望む自然の演出と開放的なテラス
2.眩しいくらいに輝く海面の光は自然の贈り物
3.青い海と光あふれる幻想的な空間でふたりの門出を祝う
4.想いを込めた祝宴に海辺の光が輝くパーティスペース
5.きらめく太陽と潮の香りで心に刻む最高の思い出を

 

【演出】

6.感動の瞬間をあなただけのシナリオで
7.華やかでエレガントな演出効果をあなたとともに
8.ドラマチックな演出と感動のサプライズを
9.時代を捉えた革新的な演出をご提案
10.誰もが感動する最高のセレモニーを演出
11.ふたりの未来を照らす感動と祝福の輝き

 

 

気がついた方もいると思いますが、立地場所が海に面した会場です。ここが他社との大きな違いです。重要なポイントになります。

 

場所からイメージするキーワードは「海」「太陽」「水辺」「潮の香」となります。

演出については「感動」「エレガント」「ドラマチック」「輝き」「サプライズ」といったことがキーワードとして考えられます。

 

 

手順

1.新郎新婦は何を求めているのか。

2.会場側の要望や事情を把握する。

3.要素は何か導き出す。(上記の例では「場所」「演出」)

4.キーワードをピックアップする。

5.要素Aから想像するキーワード1、2、3・・・を含めたキャッチコピー

6.要素Bから想像するキーワード11、12、13・・・を含めたキャッチコピー

 

 

まとめ

 

キャッチコピーは何を訴えたいのか、それに尽きます。ユーザーが求めていることとキャッチコピーが一致していることが重要です。それには、まず要望や事情を聞きそこから要素を考え、キーワードを挙げていきます。最低でも100個は出しましょう。ここからダメなものを削りいいものだけを残します。より多く出すことがポイントです。