いま求められる能力、それは環境変化対応力だ

データとしては古いが、2011年の内閣府調査によると全労働者の8.5%にあたる465万人が社内失業者だという。この人たちは間違いなく今回のコロナショックでリストラ対象となる人たちです。会社の業績が落ち込み収益が激減している状態で、働かない社員を雇い続けるわけにはいかない。リモートワークによって成果を出さない社員はリストラ対象となる。

時代が変化し求められる商品やサービスが変わっているにもかかわらず、従来の延長線上でしか物事を考えられないようではビジネスが成立しない。時代のニーズに対応した新しい価値をつくり続けなければ仕事がなくなってしまう。時代の変化が急激に変わっても対応できる人材でなければ雇い続けることはできない。いま求められる能力は環境変化対応力だと言える。

 

環境変化対応力とは

環境変化対応力とは、環境が変わっても柔軟に適応できる能力のこと。それは、認識力、多様性、行動力の3つの要素から成り立っている。

 
認識力
環境が変わったことを認識できないと、それに適応できない。常に最新情報をつかむこと。アンテナをはっていないといけない。さまざまなことに興味・関心をいだくこと。人は興味がないことには関心をいだかない。これは面白そうだ、仕事に役立ちそうだ、と思って関心を寄せる。

 
多様性
世の中にはさまざまな価値観が存在する。画一的な物の見方では時代の変化についていけなくなる。そこで必要になることが多様性を持つこと。自分と考え方が違う人でも受け入れることが必要です。これができない人はこれからの時代を生きていけない。

 
行動力
そして最後に必要になるのが行動力です。自分で行動し新しいことに挑戦していくこと。新しい仕事を作り出すためにはアクションをしなければいけない。頭の中だけで考えていたのではビジネスは成立しない。

 

 

まとめ

 

急激に時代が変わる状態で過去の価値観にとらわれていたら時代から取り残されてしまう。まさにコロナ騒動はそれを物語っている。会社の業績があっという間に悪化し深刻な事態に陥ってしまった。給料は激減し仕事も失う恐れがあるくらいの環境変化が起きた。しかもコロナは長期化する。この環境変化にもすぐに対応できるだけの能力を持っていなければいけない。それが環境変化対応力だ。環境変化対応力は、認識力、多様性、行動力の3つの要素が必要不可欠だ。この能力を普段から高めていくことが、いま求められている。