僕らがもらう年金はいくら?

 

厚生労働省が発表した令和2年度の国民年金から支給される老齢基礎年金は、1人月額6万5141円。厚生年金から夫婦2人分の老齢基礎年金を含む年金額は22万724円となっている。

注)20歳から60歳まで40年間保険料を支払った人

 

厚生年金額の標準的なモデル夫婦

夫が平均的収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業。妻がその期間すべて専業主婦であった世帯。

 

以下の表は国民年金と厚生年金の月額受給額です。

 

 

 

 

出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/461640/

 

 

 

まとめ

 

厚生労働省が示している「厚生年金額の標準的なモデル夫婦」とは、給料月額43.9万円を40年間就労し払い続けることを前提にしている。これにはムリがある。このモデルを標準的とは言えないにもかかわらず、それを標準と言って計算している。このモデルに近い金額を受給できるのは1部上場会社の社員くらいなもの。ほとんどの人が中小企業で働き給料も低い。平均受給額を考慮すると生活水準をかなり落とさないと生活できないことになる。子どものいる家庭ではその分はいらなくなるので生活費にあてることはできるが、それにしても不安になる金額であるのは確かだ。