営業自粛でも他の売り方を考える
新型コロナウィルス関連の経営破たんしているところが、全国に広がっている。業種は食品製造販売、レストラン・飲食店、宿泊・観光業、アパレル販売など、インバウンド需要のところが顕著に現れている。小企業・零細企業が圧倒的に多い。
営業自粛でも他の売り方を考える
新型コロナでスナック営業停止、収入ゼロとなる。しかしその場所をレンタルスペースとして貸し出したら、1日1万円券が2週間分があっという間に完売した、そうです。このような事例から見ると、見方を変えると売上が上げられることができる。
たとえば、飲食店の場合
いま何を売ることができるのか
・料理のレシピを売る・・・料理教室
・1ヶ月食費1万円で生活できる・・・メニューのノウハウ
・野菜売り場にする・・・朝市、夜市
たとえば温泉旅館の場合
・ その温泉が自宅で体感できる入浴剤を開発しネットで販売する。
売り方を変えてみる。
ドライブスルー方式にする。
レジ待ちや店内の混雑など人との接触を避け感染のリスクを減らす。
・ドライブスルー八百屋
・ドライブスルースーパー
・ドライブスルー薬局
こんな感じ。
外出自粛でレストランに行く機会が減った。レストランがランチで減った収入をカバーしようと思ってみても、ランチ1000円として100食、売上10万円。原価4割。残り6割ここから人件費、水光熱費もろもろ、利益出るのかと。ランチで利益出る店はほんのわずか、だそうです。これではやっていけない。
デリバリーサービスを始めたとしても、今まではじめたことがない飲食店が初めて見てもそれほど需要が見込めるとは思えない。冷凍食品があれだけ売れているなかデリバーサービスを利用する消費者は、どれだけいるのか。人の消費行動は、そんなに簡単に変わることはないだろう。
思わぬ商品が売れている
・ヘッドセットマイクやテレビ会議用のウェブカメラ
・ボードゲーム、トランプ、パズルなどアナログなもの
・自宅で使うフィットネス商品
・使い捨てゴム手袋
・料理や食材を入れるジッパー付プラスチック保存バッグ
都市封鎖によりお酒を提供している酒場が閉鎖されたことで、ネットで購入し自宅でお酒を楽しむ人が増えたことからアルコール類がネットでバカ売れ状態だという。Nielsenの調べによると、オンライン販売でのアルコールの売上高なんと243%まで増加している、という調査結果が出されている。
自宅でカクテルを作って楽しんでいる姿がSNSで見られる。「#Quarantini」というハッシュタグで検索するとその様子を見ることが出来る。「#Quarantini」とはquarantine(隔離)とmartini(マティーニ)をかけた造語。
まとめ
このような状況でも消費行動を分析すれば収入を得られる方法は見つけられそうだ。長期化が懸念され不安はあるが、見方を変えいま何を売ることができるのかを考えることで打開策が見えてくる。