20代の転職、5年で2.43倍増加
「毎日雑用ばかり、何の専門性も身につかない。将来のことを考えると不安だ」
20代社員の転職、5年で2.43倍増加
転職支援サービス『リクルートエージェント』によると、2009年度~2013年度の転職決定者平均人数を1としたときに、20代の転職は2.43倍へ増加。特に、20代前半の増加率は著しく3.82倍だった。その理由を見ると
転職理由
「精神的なゆとりを求めて」
「年収をあげたかったから」
「上司と合わなかったから」
「働き方が合わなかったから」
「社風や会社の雰囲気が自分に合わなかったから」
20代転職決定者推移
出典:マイナビhttps://news.mynavi.jp/article/20200225-978636/
失敗しない転職のために
転職をしたが上手くいかなかったケースが多々ある。数ヶ月もしないうちにまた転職を考え始め、また転職をする。転職すれば上手くいくと思って転職を繰り返す日々。これは紛れもなく時間の浪費に他ならない。転職の失敗例を見ると次のことが挙げられる。
典型的な転職失敗事例
- 転職すればきっとうまくいくと思っていた
- キャリアプランを考えないで転職してしまった
- 何を優先するのかあいまい
- アピールできるスキルがない
- 希望が不明確
- 転職先がまだ決まっていないのに退職してしまう
絶対に避けるべき転職の仕方
アピールできるスキルがない状態で会社を辞めたら悲惨な運命をたどる。これは絶対に避けよう。転職するとき、当然だけど採用担当者は会社にメリットがない人は内定は出さない。この人なら採用しても会社に利益をもたらしてくれる、と思わなければ採用しない。
また、何を優先するのか、希望は何か明確になっていないと永遠に探し続けることになってしまう。すべての条件に見合う会社は存在しない。理想ばかりを追求し現実とかけ離れた転職活動をしてしまう。その結果、時間ばかり経ってしまい、結局望まない転職をする羽目になる。
どうしても会社の方針に合わない以外はすぐに辞めることはせず、一旦立ち止まって考えよう。辞めたら収入がゼロになる。そして税金や社会保険の請求が来ます。これはかなりの額です。お金に余裕がないと精神的に追い詰められます。会社はいつでも辞められます。最低限、自分なりのキャリアプランを考えた上で転職の準備をしていくことが賢明です。
<辞める前に>
求人情報のチェック(スキルと経験欄を確認する)
スキルチェック(自己分析)
試しに希望する求人に応募してみる
キャリアプランを立てておくこと
国税庁のデーターによると
会社設立1年で60%が倒産・廃業する・・・生存率40%
設立5年で85%が倒産・廃業する・・・生存率15%
10年以上存続する会社 ・・・6.0%
20年以上存続する会社・・・ 0.3%
30年以上存続する会社・・・ 0.025%
1社で定年まで働くことがどれほど大変か、このデータを見ると理解できます。従って、転職をすることを前提にキャリアプランを考えることが必要になってくる。目的もなく転職をすると失敗してしまう。なんとなく時間だけが過ぎていき生きがいを感じない仕事をすることになってしまう。
ブラック企業の見分け方
ブラック企業で働くと貧困化してしまうので避ける。
その見分け方は
- 給料が低い
- 保険が完備されていない
- みなし労働(サービス残業)
- ボーナスが出ない
一度ブラック企業に就職すると、転職しても再び同じようなブラック企業に入社してしまいます。ブラック企業を転々とすることになる。なぜそうなるのか、質の高い仕事に就くためにはスキルが必要だからです。スキルを持たない労働者は永遠にアンダークラスで仕事をすることになる。ホワイト企業は全国に8万社あります。ここを目指す。
まとめ
転職すれば問題は解決する。仕事が上手くいくと思ってはいけない。多くの会社は余裕がない状態で会社を経営している。会社を維持するために理不尽なこともいとわないと経営者は考えている。このような状態で漠然と仕事を捉えてはいけない。しっかりとしたキャリアを作り上げていくために、スキルを一つ一つ積み上げスムーズな転職を実現していくこと。